小西行長が朝鮮で拾って帰った孤児、ジュリアおたあ。
彼女は養女として小西家で大事に育てられ、美人で頭も良い評判の娘に成長した。
関ヶ原の後、家康はそんなジュリアおたあに目をつけ、侍女にしたいと迫った。
しかしジュリアの方は、養父を殺した家康が嫌いだった為、
家康の熱い想いをスルー、断固拒否した。
袖にされて怒った家康。
ジュリアがキシリタンだったこともあり、
信仰を捨てない事を名目に島流しにした。
でもやっぱりジュリアを忘れられない為、
何度も「側室になるなら帰って来てもいいんだよ。」
と必死にアプローチ。
しかし「だが断る」と拒否られ続け、最後まで受け入れられる事はなかった。
ジュリアは家康に反発するたび、
いろんな島を点々と流され続けたが、どの土地でも熱心に信仰を守り、
島民たちに献身的につくし尊敬を集め、その生涯を終えたという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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