門を開けたままにしておけ☆ | げむおた街道をゆく

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豊臣秀吉の死後、徳川家康の伏見屋敷では、晩の七つ時分(深夜3時ころ)になると、

ぴたりと門外より屋敷内を覗いて走り去る者が多くあった。

 

下々は、

「いかなることか、晩に及んで、敵が寄せて来るのでは無いだろうか?」

などと疑った。

この事は、そのまま村越茂助より徳川家康に報告されたが、

家康は、

「門を開けたままにしておけ。」

と命じた。

 

その上で、

「夜間の警備に当たる者達の所へ、これを持って参れ。」

と、火鉢二つを出し、茂助がこれを承った。

 

いずれも寒気防ぎの為であると思っていたが、実はそうではなく、

火縄の火を急につけるのに、

蝋燭などでは、なかなか付かないものだという、家康の考えであった。
 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!