大事な油道服を着ていても☆ | げむおた街道をゆく

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太閤秀吉が坂本の古城跡へ鷹狩りに赴いた。

家康や利家はじめ、大名が軒並み参加した。
そのとき、平塚という者が鳥を手づかみにして、秀吉はたいそう機嫌がよかった。
 

すると、にわかに雨が降り出し、坂本に移動した。
みなが馬でお供したが、家康は油道服(水をはじく服)を着ていたが、

風で服がばたばたして音がにぎやかに立ったため、

馬が驚いて落馬したようだった。
 

その夜のお話で、秀吉は、

「家康に似合わぬ濡れようである。大事な油道服を着ていても、それではねえ。」

と仰せられた。
 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

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