卒啄(そったく)☆ | げむおた街道をゆく

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永禄11年、武田信玄は下條弾正に命じて酒井忠次に書簡を送り、
「これからは両家ともに仲良くしていきましょう。」と伝えてきた。

その書には『卒啄』の2字が書かれていたのだが、

誰一人としてその意味が分からなかった。

ちょうどその頃、伊勢の江南和尚が東国に向かう途中で岡崎にいたので、
石川家成が字の意味を尋ねたところ江南は、
「鳥の卵殻を破るにその時節あり。早ければ水になり。遅ければ腐る。」
と答えた。

 

この事を耳にした家康は、
「すべて万事に時を失わざるをもって肝要とす。

主将ならばこのことを忘れてはいけない。」

と言った。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

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