剛強第一・新発田重家☆ | げむおた街道をゆく

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新発田尾張守長敦の弟である新発田因幡守治時(重家?)は剛強第一の兵にして、

多くの武功をあげた。
 

謙信が小田原城を攻めた時のこと、明日ここを引き払うとしてそのための備えを示した。
するとまだ十六歳だった因幡守はこれを見て、

「この備えはよろしくない。」

言った。
 

謙信はことのほか不快に思い、散々に叱り飛ばした。
 

しかし因幡守は少しも屈せず、

「であれば私にお暇をくだされ。そうしたら小田原に入り、
北条氏康に兵を借りて越後勢を追撃しましょう。

この備えであれば打ち勝つことができ、
酒匂川の辺りでお屋形様を打ち取れるでしょう。」

と言った。
 

すると謙信は機嫌が直り、因幡守の言うとおりに備えを直した。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 越後の龍・上杉謙信、目次

 

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう!