太田三楽、内通の情報に☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

上杉輝虎(謙信)が、武蔵国忍で対陣していた時の事。


このとき輝虎の元に、太田三楽が密かに北條と好を通じている、と言う情報が入ってきた。

輝虎、これを聞くや否や、馬添えの者すら連れず、ただ一騎で駆け出し、

三楽の陣に駆け入った。


突然の総大将の乱入に驚く太田の士卒たちを尻目に輝虎、三楽の三男安房守、
当時12歳を発見、たちまちひっ捕まえた!

「いつの間にかこんなに成長したか。よし、我が家の子としよう。」

こう言ってそのまま連れて帰ってしまった。

人質である。
この時三楽の兵達、輝虎のあまりの猛威に恐れ、身動きすら出来なかったそうだ。
 

そしてこの後、三楽も輝虎に心服するようになったそうである。

しかし戦国の世とはいえ、大将自らが拉致誘拐と言うべきことを、

しかも白昼堂々一人でやったのは輝虎位の物であろう。

煮ても焼いても食えない太田三楽であるが、輝虎には流石にかなわなかった、
と言うお話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 越後の龍・上杉謙信、目次

 

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう!