景虎公、十三歳の御年に☆ | げむおた街道をゆく

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長尾謙信輝虎公、十三の御年の時に、


「我が父・為景にはなれるほどではないが、

私は父の恩によって一国を保つ者となった。
だから、一州を治めることをしでかせる侍ではない。
親から譲られた者は一切の苦を知らない、

なので善悪を知らない、善悪を知らないと何事も悪くなるだろう。」
 

と仰られて、

その一年中六十六部の聖を連れて奥州出羽国関東そのほかのところで修業なされた。
これは輝虎公、御年十三のころである。
 

翌年十四歳で姉婿(長尾政景)と合戦があった。

輝虎公人数二千ばかりで、敵の人数四千余である。
誠に勢いは約二倍であったが、

城郭へ押し寄せ輝虎公無理強いして下知を加えて合戦に勝利された。
 

これは御年十四のときである。

 

著語していうに、「入凡入聖」と。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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