すると猿松が☆ | げむおた街道をゆく

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長尾為景の治めていた府内の城外では、盗賊が出て人々を脅かしていた。
そこで為景はその盗賊を斬って首を獄門にかけた。

そんなある夜、為景が近侍のものに、

「あの盗賊の首を取ってこい。」

と命じたが、
皆恐れをなして取りにいこうとはしなかった。
 

すると猿松(謙信)が、

「自分が行こう。」

と言い出した。
 

為景は猿松に小刀を与えたが、彼は傘だけさして雨夜の中盗賊の首を取って、
その髪をつなぎ合わせて、引き摺り引き摺り、府内へ帰ったそうだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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