大雪で交通遮断 石北,函館本線へ 1 ['18年2月] | 吉田の写真日記_鉄道旅行/小世界放浪

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'18年2月11日

 

何を思ったか真冬の一番寒い時期に渡道
です。

 


旅立ちは羽田空港。
行く都度に柱の広告が様変わりして
楽しい。
'18.2.11 京急 羽田空港

 

12:35発の女満別行きの便。午後遅くの
余裕ある便に搭乗します。

 

 

快晴の東京、空港。2月なのに
暖かな陽気。

 


機内より。東京は晴天、北に向かうに
従い雲が眼下に広がる。
'18.2.11 羽田→女満別 JAL567便機内より

 


女満別空港間近、雲を下りると一面の
銀世界。

 

女満別空港からは北見行きのバスに。
何とか明るい時間に北見駅周辺を探索に。

 


北見駅前商店街。別世界に来てしまった。
'18.2.11 北見

 

北見駅から市街地を西に向かって歩き
線路を探したのですが見当たりません。
なんと、北見から西北見に向かうレール
は、地面の下を潜っているのです。
現地に来て気づきました。

 


地下道、「北見トンネル」を出た
大雪1号。
'18.2.11 北見-西北見

 

北見トンネル出口付近陸橋より駅方向は
視界が開けます。

 


西留辺蘂行きキハ40が駅を後にする。
ここをクリックすると動画に飛びます。

 

周囲も暗くなり、今日の宿泊地
生田原に向かいます。
遠軽行キハ40に乗り込みます。

 


キハ40連結部より。暮れ行く雪景色。
'18.2.11 4668D車内より

 

程なく列車は生田原に到着。

 


すっかり日の落ちたホーム。
明るい車内が少し恋しい。
'18.2.11 生田原

 


ホームに雪をかき分け歩いた足跡が残る。

 

今日の宿は駅直ぐ近くの近代的な温泉
施設「生田原ノースキング」です。
道路一本隔て、線路のすぐ側に宿が
あります。

 


生田原を発車したキハ40。4675D
部屋の窓より。

 


生田原21:28発キハ183 オホーツク3号。
ホテル前の道路より。

 

オホーツク3号が通る列車最終です。

ですので窓の外、線路のことを気に

せずに眠れそうです。

今日はお休みなさいです。

 

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'18年2月12日

 

一番早く通る列車は遠軽発網走行きの
4653Dで生田原は6:45発。
これに合わせて起床しました。
未だ未明の仄暗さが残った時間帯です。

 


4653Dは送り込みも兼ね、キハ40 4両の
長大編成。
'18.2.12 生田原

 

朝のハイライトは8071レ石北貨物です。
凍えそうな空気の中、撮るのに無難な
駅に向かいます。

 


右の建物が温泉施設「ノースキング」

 

生田原ホームにはこの駅始発の4650D
が待機中。オホーツク2号の
着発を待ってから発車します。

 


寒さを逃れるような感じで、
キハ40単行に、人々が乗り込みます。

 

網走方向から、キハ183 オホーツク2号が
雪煙をあげてやってきます。

 




生田原7:26着発、オホーツク2号。
雪煙と雪だらけのテール。見たかった、
接したかった光景。

ここをクリックすると動画に飛びます。

 

7:36に遠軽行のキハ単行が発車。
静かに消えていった方向から
やがてDF200のエンジンの唸りが
聞こえ、石北貨物8071レがカーブ
を曲がりこちらに近づいてきます。

 


DF200雪だらけの顔がこちらに向かって
来る。

 

雑誌で発表される作品のように、
候補機も同じ絵にしたかったのですが、
叶わず。知見のない場所故、仕方ない
ところ。

 


遠ざかる候補機。これから有名な
常紋峠越えに臨む。

ここをクリックすると動画に飛びます。

 

さて一旦温泉施設に戻り暫し一服、
それから旅の行程を続けます。

大雪2号で遠軽に向かいます。
生田原とお別れです。

 


遠軽下車直後に接した大雪2号のテール。
顔につららがぶら下がっている。
'18.2.12 遠軽

 

遠軽は石北本線の途中駅ですが、
行き止まり式の駅で、ここを経由する
列車は折返し、向きを変えて目的地に
向かいます。

 

折り返す様子を見ようと、凍るような
空気の中を、駅が望める跨線橋に歩き
ます。

 

狙うは10:32発オホーツク1号。
寒いので列車が着発する時刻を
ピンポイントで。

 

ところが待てども列車は来ません。
旭川方面が大雪で遅れているようです。

漸く、約1h遅れでキハ183が来ました。
跨線橋の上はとりわけ寒かったです。

 


遠軽駅に進入するオホーツク1号。
期待した通り雪だらけのテールエンド。
'18.2.12 遠軽-瀬戸瀬(安国)

 


折返し、網走へ急ぐオホーツク1号。
ここをクリックすると動画に飛びます。

 

旭川、札幌方面は大雪に見舞われている
ようです。生田原にしろ、ここ遠軽に
しろ嘘のような晴天。雪が眩しいです。

 

しかしながら、この後の旅の工程で
ドカ雪の厳しさを実感することに。

 

遠軽に戻り、快速「きたみ」キハ54に
乗り旭川に向かいます。

 


遠軽駅とお別れ。未だ晴れ間が望めた。

 

沿線は雪の壁、道央に向かうに従い
空模様が怪しくなってきました。

 


車窓は曇り空に。寒々とした雪景色が
流れる。
'18.2.12 上り快速「きたみ」車窓より

 

線路際の雪がテールに纏わりつきます。

 


キハ54最後尾。雪に覆われ何も見えない。

 


途中駅で暫し停車。雪だるまのような
キハ54。
'18.2.12 当麻

 

快速「きたみ」は近代的な旭川駅に
到着です。

 


旭川に到着したキハ54快速「きたみ」
'18.2.12 旭川

 

函館本線、宗谷本線、富良野線の
各列車が発着しますがどの列車の顔も
雪で真っ白です。

 


富良野線キハ150

 


宗谷本線キハ40

 


函館本線721系

 

構内が大きな屋根に覆われている旭川駅
では、雪の降る様子は分かりませんが、
雪だらけの列車の顔を見ると、沿線は
相当な雪の壁ができていることが
察せられます。その雪を落とすことも
なく列車は折り返します。

厳しい環境下のJR北海道です。

さて、旭川から函館本線の各停に乗って
今日の宿泊地である江部乙に向かいます。
今夜から明日にかけて更に雪が激しく
なる予報。列車の写真、撮れるかしら。

 


深川で789系ライラックとすれ違い。
'18.2.12 岩見沢行2336M車内より

 


車窓、目の高さよりも高い雪の壁。

 

日も暮れて、江部乙駅に着きましたが、
雪は強くなるばかり。既に降り積もった
雪が線路の両側に壁となり、ホームの
境も見分けがつかず。ますます雪は強く
降る予報ですが、これ以上積もったら
どうなることでしょう。

 


江部乙駅舎。4年前ここに来た時は、
壁の色も黒ずみ、古びた駅舎でしたが
塗りなおされ中も整備され、
見違えるほどの綺麗な駅に。
'18.2.12 江部乙

 


上りライラック34号接近。雪を蹴散らし
ながら定速で通過。

ここをクリックすると動画に飛びます。

 

留萌本線乗入の運休、多少の遅れなど
あったものの、函館本線旅客列車は
未だ動いていました。

江部乙温泉に泊まります。

 


道路を挟み左の雪の壁の向こうが函館本線、
右は4年前、赤電が走っていた頃も泊まった
江部乙温泉ホテル。古びたままで何も
変わらず。

 

部屋の窓を開けると、雪の壁の向こうを
行く列車がよく見えるのです。ここで
雪見酒をやるのが、目的だったかも
しれません。

とは言え、宿の食堂は休業中、駅周辺は
店も何もなく、歩いて10分程の国道沿い
のコンビニで食料お酒を調達です。

 


コンビニ帰りに見た駅。雪で押し潰され
そうな家もある。積雪恐るべし。

 

さて温泉に入り、部屋に籠って雪見酒。
と言っても、列車が近づくのを察すると
がらっと、窓を開けシャッターを切る、
寒いのですぐに窓を閉め暖房を浴びる。
その繰り返しです。

 


雪見酒を始めて雪の壁の向こう、最初に
現れたのはキハ183 オホーツク3号。
遅延は広がる傾向に。

 


下り789系ライラックのテール。
雪は強くなるばかり。

 


これは何?私はどこ?

 



各停721系も奮闘。

 


上り宗谷 キハ261。これはほぼ定時。

 


キハ40も各停に運用。

 

遅れてやって来たキハ183
オホーツク4号。雪を蹴散らす凄い姿に。
雪にぶつかりながら進むような感じ。

 

夜中の0時を過ぎました。
すっかり酔っぱらってしまいました。
今日はこれでお開きに。
自分もそうですが、雪もやむ気配はなく、
明日は大丈夫かしら。

 

その2に続く