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'18年2月13日
目が覚めて、窓の外を見やると
雪は降りしきり、線路際の壁の高さ
も一層高くなっているようでした。
それでも函館本線が止まっている
情報はありませんでした。
起床後最初に目にしたのがキハ40の
下り921D。遅れは未だ10分ほど。
6:54撮影。
'18.2.13 江部乙
ところが921D後、列車は来ません。
滝川を出た列車が立ち往生とのこと。
待てども列車は来ず。
地元の方の足である各駅列車は全く
来る気配はありません。
それもそのはず、普段この駅に止まる
はずのない特急列車がこの先大雪のため
この駅に緊急停車中なのです。
待合室の人々も、諦めて駅を後にしました。
あ~ どうしましょう。
3/17ダイヤ改正でなくなる不思議列車、
この駅折返しの2323M-2320Mを
撮りたかったのですが・・・
仕方がないですね。
朝のローカル列車はほぼ全運休。
特急も駅間で立ち往生しているようです。
それでも完全な寸断ではなく、
立ち往生から様子を見て動き出し、
また立ち往生、そんな感じです。
カムイ6号もいつの間にか駅に居なく
なりました。
かろうじて人が列車に乗るための
スペースを雪かきで確保している
状況で、このような駅(無人駅)が
幹線である函館本線にも沢山あることを
思うと、実に大変な作業です。
上りライラック14号がこの駅で停車して
しまう。9:59撮影
ここをクリックすると動画に飛びます。
運休する列車も多くダイヤはつかめ
ません。下りに至っては、6:54以後
全く列車が来ていません。
オホーツクが過ぎてからは上下とも
来なくなりました。
漸く動きがあったのはお昼過ぎでした。
下り滝川方面から雪の塊が近づいて来た
その中にキハ40の姿が。
駅で乗降できる列車としては本日
2本目です。恐らく923Dで4時間遅れです。
この列車が立ち往生していたのでしょう。
パイプの詰まりが取れたように、
立て続けに雪を纏った下り列車が
通過します。
続いてやって来たのはキハ183、
オホーツク1号。4時間半遅れ。
12:36撮影。
一気に下りの疎通が良くなった訳ですが、
4時間以上も下り不通の影響(折り返す
列車が来ない)を受け、上りも列車が
来ない状態が続いています。
漸く上りライラックが雪の中から
姿を現しました。オホーツク2号
依頼、2時間ぶりの上り列車です。
上りライラック?号。13:18撮影
ここをクリックすると動画に飛びます。
ダイヤは乱れに乱れ、不意に来る列車を
場当たり的に撮るしかない状況ですが、
爆弾低気圧の真ん中に居るという危機的
な状況は脱したようです。
下りDF200が雪の塊の向こうに。
漸く貨物も動き出した模様。14:08撮影
上り方向からもエンジン音が。
慌てて連絡橋からホームに身を佇ませます。
不意にやって来た上りDF200貨物。
ラッセル車のよう。14:09撮影
図らずもこの駅でDF200貨物同士の
すれ違いとなりました。
ここをクリックすると動画に飛びます。
さて、忘れていた訳ではないのですが
帰らなければなりません。
(雪に閉じ込められて温泉逗留も魅力
ですが)
旭川空港は正常のようです。
どのようにそこに行けば良いのか。
国道に出てバスで行けるところまで
行くことを考えていました。
が、駅に佇んでいると、どうやら一本
下り各停が来るようです。
岩見沢発旭川行き2329Mで、これのみ
気紛れのような定時運行です。
色々な偶然が重なってのことでしょう。
これに乗って旭川に向かいます。
何しろ朝の通勤通学列車が来なかった
ので、目的は達せられなかったのですが、
ドカ雪堪能の副産物を存分味わいました。
旅も終わりです。
旭川に到着の1015M、雪化粧のテール。
'18.2.13 旭川
羽田行き夜便を予約しているので、
どこかで一杯飲んでから(今昼間ですが)
空港に向かうこととします。
終わり