パース(オーストラリア)バリ・ジャカルタ(インドネシア)紀行_その1('15年9月) | 吉田の写真日記_鉄道旅行/小世界放浪

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誰から聞いたのかは定かでないのですが、
パースはとても綺麗な街だということが
念頭から離れず、生涯一度は行ってみたい
場所でした。

どのように行くのか、経路は迷う処で
(当時直行便はなし)シドニー経由が無難
ですが、意外な経路があることが分かり
ました。

 


それはバリ島デンパサール経由で、
多数の便があり、今回ジャカルタ
→デンパサール→パースと思い切った
経路でのパース探訪を試みました。
最初にパース、そして帰途にバリ、
ジャカルタにも寄ります。
それを機内除きたった5泊という短い
日程でのどたばた紀行です。

成田発**** 
JAL便でジャカルタへ向かいます。


旅立ちは成田空港。
出国審査を終え直ぐのところで化粧品PR
の電光看板が迎えてくれる。

 

そしてジャカルタには深夜着。
早朝のエアアジア便でデンパサールに
向かいます。ひとまずエアコンの効いた
空港建物内で夜明かしです。
同じような形でバリ島へ向かう人がちら
ほら居て不安感はありませんでした。
が、体力は要りますね。

夜明け前、国際線ターミナル(2D)から国内線
ターミナル(2F)へ空港内シャトルバスで
移動、慌しくエアアジア便に乗り込みます。



空港で夜明かし後、既に機内の人となる。
初めて乗るエアアジア。
'15.9.22スカルノハッタ国際空港

 

朝日の上るジャカルタの街を後に、
ジャワ島を縦断しバリ島はデンパサール
に向かいます。

 


霞ががった空気に滲む朝日。
'15.9.22ジャカルタ上空

 

ジャワ島を東に向かって縦断する航路。
進行方向右側の席から、富士山の形を
した山々が真下に流れてゆきます。

 


眼下に複数の富士山型の山が見渡せる
爽快な眺め。
'15.9.22ジャワ島上空

 

さすがに3000メートル級の山だけあって
雲の上にからでも山容を望めますが、
その雲も途切れ視界は良好に。



手前阿蘇山のような山並みはプロモ山、
その向こうに屹立する三角型の山はスメル
山。(何れも推定)
'15.9.22ジャワ島東部上空



南北逆に表示。窓に流れ行く山並みから
恐らくこの航路を辿ったと思われます。


富士山、阿蘇山と思わず日本の山の名前
で形容するのは仕方ないところ。
富士山級の山々から噴煙上がり、活火山
が鳴動していることが上空から良く分かり
ます。そう言えば、インドネシアでの
火山噴火や地震については、時たまTV
ニュースで流れますね。
日本と同じ地震大国、現役火山の
スケールは日本以上ですね。

 


火口から噴煙あがる、活火山の威容を上
空から見下ろす。ラウン山と推定。


およそ2時間弱でデンパサールに着陸。

 


タラップを下り、滑走路を歩いて振り
返えって見たところ。エアアジアの機体
の向こうにライオン航空の機体。
'15.9.22デンパサール空港

 

バリ島、このリゾートアイランド
に泊まるのは2日後に置いといて、今日は
直ぐに乗り継ぎ、オーストラリアのパース
に向かいます。

ちょっと入り込んだ通路を通り国際線の
ブースに向かいました。

 


国際線建物内にて。バリ風にアレンジした
免税店があるあたり。

 

パース便の待合室では白人の姿が目立つ
ようになりました。バリ島は
オーストラリア西海岸から身近に行ける
観光地であることが察せられます。

 

デンパサール空港国際線待合室にて

 

さて、ここからはまたエアアジア便で
パースに向かいます。機内は全部と言って
いいほど白人。日本人らしき人も自分一人
でした。

 


離陸直後、魚型の島を眼下に高度を上げる
'15.9.22 バリ島上空

 

程なく、海からオーストラリア大陸上空に
差し掛かります。

先ほどの便(ジャカルタ-デンパサール)
とは打って変わって、一面砂漠の風景と
なりました。

 


夕刻近いこともあり、赤味がかった色に
染まる砂漠の風景がしばらく続く。
'15.9.22オーストラリア北西部上空

 

砂漠が不意に途切れ緑のパークを暫し
横切ると、整然としたパースの町並みが
高度を落とす飛行機の視界に流れます。

 


'15.9.22 パース上空

 

パース空港に到着。
3時間45分の空の旅でした。

 


南アフリカ航空の機体も。
南半球に来たことを実感。
'15.9.22 パース空港

 

空港からホテルまでタクシーで。
到着後直ぐに夕暮れ時のスワン川沿いを
散策しました。

 


パース中心部。スワン川がインド洋に流れ
出す直前、湾のような緩い流れとなる。
その沿岸に都市が広がる。

 

ここに来てまず感じたのは、大都市
(オーストリア第4の都市)でありながら
何と人口密度が低く感じられるのか
ということ。
感覚的ですが、日本の都市とは比較に
ならないくらいの密度の少なさです。

 


ホテルからスワン川の方向へ歩いて直ぐ
のラングレーパークに一人佇み、
振りかってビルの方を望む。
'15.9.22 パース中心部 スワン川沿い

 

春のような爽やかな気候、そよ吹く風も
心地よく昨日まで残暑の只中に身を置いて
いたことが信じられないよう。

 


スワン川沿いを走る人の姿もちらほらと

 

いつの間にか日も暮れ、長かった一日も
夜となりました。パースの街は夜と照明
のコントラストに覆われます。
駅に向かって歩きます。

 


駅へ向かう途中の風景。洗練された街の
佇まい。
'15.9.22 パース中心部 ヘイストリート

 

未だ一杯やるには早いので、ひとまず
散策ということで電車に乗ってみる
ことにしました。

鉄道としては、トランスパースが近郊を
網羅します。切符を買ってホームに下り
ます。

 


'15.9.22 パース駅

 

開放感のあるホームに電車が次々と
やって来ます。

 



何故かギターを弾く青年も。

 

電車に乗り適当なところで下車すること
にします。

 


ダギッシュ(Dagish)で下車。パースから
4つ目の駅。
'15.9.22 ダギッシュ駅

 


駅ホームへは地下連絡通路を通るが、
不思議なモニュメントが。

 

何の見聞・知見もないまま電車に乗り
見知らぬ駅でふらり下車、夜なので
周辺を散策することもなくとんぼ帰り
したのですが、考えてみれば昨日まで
東京に居て、今朝はジャカルタ、そして
バリを経てオーストラリアに今居ると言う
目まぐるしい一日でした。
白人文化圏に居ると言うのが信じられ
ない、未だ足がふわふわ浮いているような
気がします。

 


電車に乗って周囲を見渡すと乗っている
のは皆西欧人。不思議な感覚。

 

パースに戻り、一杯飲みに出かけます。
駅から北西に歩いて数分、ノースブリッジ
地区がパースの繁華街です。
繁華街といっても日本の都市でイメージ
されるようなものではなく、広い区画
の中にバーやレストイランが点在する
だけの、雑居ビルなんかは全くない
静かな、ローカルムード漂う飲食店街
です。

 


ノースブリッジ地区に入って間もなくの
通りにて。
'15.9.22 パース ノースブリッジ

 


賑やかなお店も点在する。

 

この日はバーの片隅で軽く飲んだだけで
ホテルに戻りました。

パース滞在は2泊なので、明日が唯一のフリー
に過ごせる日。明日のパース散策に
備えて早めに休みます。

 

その1終わり