こんばんは。
今日のワインはポートです。
ポートといえば、ヴィンテージポートが名実ともにその最高位にありますが、なにせ良い年にしか造られないため生産量が少ない。
さらに最高のブドウと最良の醸造で造って長期熟成させるため、お値段はかなり高い。
そこでもうちょっと手軽にヴィンテージポートのニュアンスを楽しんでもらおうと造られたのが、今日のレイトボトルドヴィンテージポートです。
名前が長いのでLBVと略されることが多いです。
直訳すると「遅く瓶詰めされたヴィンテージポート」。
樽で4〜6年熟成させてから瓶詰めされます。
通常ヴィンテージポートは10年以上寝かせるので、LBVのLateは熟成期間が短いことを表しています。
「なんちゃってヴィンテージポート」みたいな感じですが、価格は手の届く範囲なのでありがたいですね。
でも「The World Atlas of Wine 8th Edition」では「ほとんどのLBVにはヴィンテージポートのキャラクターが何もない」と手厳しいコメント。
あちゃー
生産者
フォンセカ
ワイン名
レイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポート・アンフィルタード
生産地
ポルトガル ドウロ地方
ヴィンテージ
2015
品種
トウリガ・ナシオナル、トウリガ・フランセーザ、ティンタ・ロリス
アルコール度数
20%
テイスティング
濃いガーネット色。
強い香りで、熱を入れたブラックプラム、ドライフルーツ,土、タバコ、チョコレートの香り。
半甘口、低い酸味、高いアルコール感のフルボディ。熟成感が強い。後味は長い。
凝縮感のある甘さと熟した渋みのバランスが良く、抑制の効いた心地よい甘さです。しかしタンニンはあまり溶け込んでおらず、少しザラッとした質感。
日が経つほどに美味くなりましたが、ヴィンテージポートを飲んだ事がないので、比較しようがないのでした。やっぱり飲まなきゃねー。
評価
⭐️⭐️⭐️(とても良い)