てつやのワインな日々

てつやのワインな日々

飲んだワインの感想を割とマジメに書いてます。
WSET Level3 Holder。


カデ・ドック

2022

バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド

こんばんは。


先日、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズというワインを開けたところ、これがブショネでしたガーン


ブショネとは、コルクにカビが生えていて、ボトリングした後、そのカビの臭いがワインに移ってしまう現象です。

湿った段ボールの臭いがするとよく言われます。


最近はスクリューキャップやプラスティックコルクが一般的になったおかげで、ブショネは減ったと言われています。

実際、自分もブショネに当たるのは久しぶりでした。


ブショネにも軽微なものからキツイものまであるのですが、今回は後者でした。

そもそも、ミュスカって香りが命のワインですからねー、全部ドボドボ捨てましたえーん


近年は自然のコルクを使うのは高級ワインが多く、そういう高いワインに限ってブショネのリスクが高まるのは皮肉ですねえー


さて、今日のワインはもともとリーズナブルなんですが、近所のスーパーが棚卸しのため¥800で売っていて、「安っ」と思わず買ってしまいました。

(市場価格は¥1,400くらいみたい)


バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドは、ボルドーの格付1級シャトー、ムートン・ロートシルトのネゴシアンブランドです。

 

(ネゴシアン:他の生産者から買い付けたブドウやワインをブレンドして、自社ブランドとして商品化する生産者のタイプ)


ペイ・ドックは、フランスの南部、地中海沿岸一体(この地域はオックと呼ばれています)で造られたテーブルワインです。

いわゆるAOCワインよりも規制はかなり緩くて、安価なワインを大量に作れます。







赤ワイン生産者

バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド


赤ワインワイン名

カデ・ドック・カベルネ・ソーヴィニョン


赤ワインヴィンテージ

2022


赤ワイン生産地

フランス ペイ・ドックIGP


赤ワイン品種

カベルネ・ソーヴィニョン100%


赤ワインアルコール度数

13.5%


赤ワインテイスティング

濃い紫色。

香りの強さは中程度。カシス、ブラックチェリー、ブラックペッパー、キャンディ、焦がした木の香り。

やや辛口、中程度の酸味、熟した果実味、熟した中程度のタンニンのミディアムボディ。中程度の後味。

突出した要素がなく、飲みやすいです。しかし果実味の過熱感によるジャミーな甘さは近年の温暖化の影響を感じさせ、まったりとした味わいです。


赤ワイン評価

11/20点 ⭐️(acceptable)