ご訪問ありがとうございます!

        (2024.8.23更新)

  【乗車:2022.6.8】

JR山陽本線は、兵庫県神戸市中央区の神戸駅から、福岡県北九州市門司区の門司駅までを瀬戸内海沿い経由で結ぶJR西日本(神戸~下関)とJR九州(下関〜門司)の幹線です。

路線距離は、神戸〜門司間の534.4kmに加え、兵庫~和田岬間の2.7kmも含まれます。

一方、JR貨物としての山陽本線は、門司駅ではなく、門司駅から小倉寄りの北九州貨物ターミナルが終点となっております。

終点駅である門司駅構内を除き、直流電化となっています。

今回は、新山口駅から宇部駅までの区間です。(実際の乗車は下関駅まで)

この区間を含む山陽本線の下関駅までの区間は乗車当時、ICOCASuica等の交通系ICカードは乗車当時は使用できませんでしたが、2023年4月1日、徳山〜下関間のエリア拡大により、使用できるようになりました。

(現在は下関までの山陽本線全駅で使用可能、但し、ICOCAエリアとSUGOCAエリアとの跨りは‪‪NG)

       ↑新山口駅

【起点(神戸)から459.2km】

山陽新幹線との共用駅です。

在来線は、5面8線(単式2面2線+島式3面6線)の橋上駅舎を持つ地上駅となっております。

山口線の起点駅で、当駅始発・終着の特急「スーパーおき」が山陰の米子・鳥取とを結んでいます。

同線新山口~津和野間のSLやまぐち号の発着駅でもあります。

SLやまぐち号は、臨時運転で、運転する時期が限られています。

また、新山口~宇部間の別ルート、宇部線の分岐駅(起点駅)でもあります。

かつては「小郡」駅でしたが、所在する山口県吉敷郡小郡町が平成の大合併により、山口市に吸収合併され、それに合わせ、2003年に「新山口」駅に改称されました。

かつて名乗っていた駅名の「小郡」は現在は福岡県の甘木鉄道の駅名にも使われています。

また、「小郡」駅時代は、数々のブルートレインが停車していました。

新山口駅では列車接続の関係上、山陽本線徳山方面〜下関方面の列車で長時間停車するもの(いわゆる「バカ停」)が多く、列車によっては30分近く停車するものもあります(30分以上もあり)。

↑南北自由通路上にある在来線の改札口。

来訪当時、在来線は交通系ICカードは使えませんでした。

(現在は山陽本線全駅、山口線の湯田温泉と山口駅まで使用可)

↑今回乗る下関行の列車。

広島周辺を除く姫路以西の山陽本線で健在の、黄色い115系の4両編成です。

↑新山口駅を発車します。

右隣の列車は山口線のキハ120系。

JR西日本の非電化区間(一部除く)で使用されている気動車です。

↑新山口駅を出てすぐ、山陽新幹線の下を潜(くぐ)って行きます。


↑進行方向左手。
並行していた宇部線が徐々に離れていきます。

山陽本線はほぼ真っ直ぐに貫くのに対し、宇部線は海寄りを経由し、宇部駅で再び合流します。

↑再び進行方向右手。

山陽新幹線は山側へ離れていきます。

↑嘉川駅手前。

徐々に長閑な風景になってきました。

     ↑嘉川駅

【累計463.2km、前駅(新山口)から4.0km

単式ホーム2面2線の無人駅です。

農地に囲まれた住宅地の中にある駅です。

宇部線の上嘉川駅はそこから北東に約1km行ったところにあります。

↑嘉川〜本由良間。

嘉川駅を出た先、国道2号線とアンダークロスします。


↑そして、更に長閑な田園風景となってきました。

↑本由良駅

【累計467.7km、前駅(嘉川)から4.5km

単式ホーム2面2線の無人駅です。

↑本由良駅を出たところ。いよいよ山に囲まれてくるようになってきました。

しばらく行き、山口宇部道路とアンダークロスします。

中国自動車道小郡ICと宇部市街を結ぶ自動車専用道路です。

↑山口宇部道路と交差した先、徐々に山深くなってきました。

↑この先、山の中に突入していきます。


↑こんな山の中に踏切が。

夜一人では歩きたくないような場所です。

↑こんな山中に、少しながらも民家が点在しています。

↑この先、トンネルに突入します。

・・・とはいえ、短いトンネルです。

↑トンネルを出た先、陸橋の下を行きます。

↑国道490号線と並走します。

さっきの陸橋で跨いだ道です。

↑更に進み、川(厚東川)を渡る辺りから、進行方向右手に山陽新幹線が見えてきました。

↑山陽新幹線が山に隠れる辺りで、国道2号線と並走します。

↑一旦山に隠れた新幹線と並ぶようになれば、もうすぐ厚東駅に着きます。

      ↑厚東駅

【累計448.0km、前駅(本由良)から10.3km

「ことう」と読みます。

単式ホーム1面1線+島式ホーム1面2線の計2面3線を持つ無人駅です。

駅舎は山陽新幹線の高架下にあります。

この駅から宇部市内です。

↑厚東駅を発車。

しばらく山陽新幹線と並行していきます。

↑しばらく行って、山陽新幹線が山側へ逸れていくのがわかります。

↑宇部駅手前の左手車窓。

田んぼの向こうに宇部線が見えてきました。

           ↑宇部駅

【累計484.5km、前駅(厚東)から6.5km

単式ホーム1面1線+島式ホーム2面4線で、単式ホームの厚東寄りの線路反対側を切り欠いたホームがあり、3面6線構造となっています。

新山口駅からの別ルート、宇部線と合流する駅(終点駅)です。

また、JR西日本JR貨物の駅です。

かつてのブルートレインの停車駅でもありました。

↑宇部駅を発車して、JR貨物の宇部駅の横を通ります。

(左車窓、往路に撮影)

↑宇部〜小野田間。

宇部興産専用道路とアンダークロスします。

この辺りから宇部市から山陽小野田市に入ります。


↑しばらく進み、小野田駅手前の陸橋を渡ると•••

↑左手に小野田線が寄り添ってきました。

(往路に撮影)

そして小野田駅に到着します。

     ↑小野田駅

【累計488.0km、前駅(宇部)から3.5km

島式ホーム2面4線を有する駅で、小野田線と合流する駅(終点駅)です。

宇部駅と同じく、ブルートレインの停車駅でした。

↑小野田〜厚狭間。

山陽自動車道とアンダークロスします。

山陽自動車道は中国自動車道下関JCTから、宇部市の山口宇部道路とを結んでいます。

広島、岡山を経て神戸に向かう山陽自動車道とは繋がっていません。

↑厚狭駅手前で新幹線とアンダークロスしつつ、厚狭川を渡ります。

↑この先、太陽光発電所の向こうから美祢線が寄り添い、厚狭駅に入ります。

      ↑厚狭駅

【累計494.3km、前駅(小野田)から6.3km

4面5線の駅です。(在来線)

厚狭駅も新山口駅と同じく、山陽新幹線との共用駅です。

新幹線は南側(車窓左手)にホームがあります。

山陽新幹線の東京・大阪方面からですと、新山口駅の次の駅です。

そして、美祢線の起点駅であります。

(美祢線は災害のため現在はバス代行)

次の厚狭〜幡生間に続きます。


ご覧いただき、ありがとうございました。

乗り鉄紀行~鐡の呼吸 」総合indexはこちら
                                                   TOP】