阪神武庫川線用5500系改造車がデビュー | 鉄道で行く旅

鉄道で行く旅

鉄道旅行を中心としたブログ記事を投稿しています。

阪神電気鉄道の「ホッと!HANSHIN5月号」で「赤胴車は2020年5月末に引退」と発表された後、阪神電気鉄道から6月以降に引退を延期することが公表されていました。ところが、6月1日の他府県移動の自粛解除と関係しているのか(?)という点については不明ですが、他府県移動自粛解除日の翌日の2020年6月2日(火)の午前中に、その日限りで赤胴車の運行を終了することが決まったみたいな感じです。そして、2020年6月3日(水)に武庫川線用5500系(改造車)がデビューを果たしました。

早速、気になる皆様方に代わりまして現地の阪神武庫川線まで行ってまいりました。

この日の武庫川線の午前のデータイム担当は緑色の「甲子園号」でした。

中間車だった5600形から運転席つきの先頭車に改造された5900形の貫通扉の窓は縦長になっていました。

 

阪神甲子園球場(2018年8月撮影)

 

阪神電気鉄道による「引退延期表明」の後、結果的には早々と引退した感じがする阪神最後の赤胴車です。

「阪神による赤胴車(田淵幸一?)への深夜のトレード通告」とか「赤胴車のサドンデス引退」というような悲惨な表現が脳裏に浮かびました。しかしながら、そういうネガティブな言葉は、いまの時代に合わないため、ここでは「武庫川線用5500系のVゴールデビュー」または「武庫川線用5500系のゴールデンゴールデビュー」という明るい言葉に置き換えておきたいと思います。

2003年6月に撮影した赤胴車の画像が見つかりましたので追加します。「“たいせつ”がギュッと。(2013年7月から始まった阪神電車 沿線活性化プロモーション)」のマークがない時代のものです。
時節柄もあり、旧車両の引退セレモニーもなく、一部のレールファンからの「なんだよ、いきなり家族葬で相済ませましたってことなのか!」という気持ちも分からなくはないのですが、こういう、あっけない終わり方も、私のような、ごく普通の地味なサラリーマンの定年退職日と似ているような気がして、個人的にはそれほど悪くないと感じています。

「甲子園号」の車内です。シートの模様は野球のボールをイメージしたものです。壁の模様はレンガ模様です。

 

甲子園球場(ボールパーク)の色合いになっています。

床の一番奥のところがホームプレートとバッターボックスのデザインになっています。

 

5500系改造車の武庫川線用ワンマン車両は4種類があります。

タイガース号、甲子園号、トラッキー号およびTORACO(女子タイガースファンの意味)号です。

 

武庫川駅から甲子園号に乗車し、武庫川団地前駅で下車しました。

武庫川団地前駅から武庫川駅まで徒歩で引き返す途中で甲子園号を撮影しました。

画像は武庫川線沿線に咲いていたランタナ(シチヘンゲ)です。

 

なお、5500系のLED幕は、かなり低いシャッター速度でないと文字を写すことができないようです。

詳細は不明としますが、5700系と同じ仕様だとすると1/80秒以下でないと鮮明には写らないはずです。

洲先駅付近で撮影した武庫川線の下り電車です。

 

洲先駅付近で撮影した武庫川線の上り電車です。

 

東鳴尾駅で撮影した武庫川線の下り電車です。

 

東鳴尾駅~武庫川駅で撮影した武庫川線の上り電車です。

 

ピントが少し甘かったため一旦は掲載を見合わせたのですが、本来の狙いの撮影ポイントのため追加で画像を入れておきます。

 

この日に武庫川線に入線していた「リリーフ」編成のトラッキー号です。(武庫川線の武庫川駅の引き上げ線で撮影)

 

私自身は現役の阪神球団ファンではありませんが、阪神ファンの皆様の気持ちを汲んで、僭越ながらも、心の奥底に秘めた熱い使命感に燃えながら(笑)写真を撮りました。

 

優先座席付近がポジションのトラッキーです。

 

キー太です。

 

ラッキーです。

 

(おしまい)

都合により2020年6月7日(日)はブログ更新を休みます。