今回の京都鉄道博物館の訪問目的は2020年に運行を開始する予定の阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)を見ることでした。
阿佐海岸鉄道のDMV車両(3両)のうちの1両である2号車「すだちの風」号が上洛していました。
光の明暗差が激しくて撮影に苦慮しましたが「すだちの風」号の左サイドです。
前輪部分と「すだち」のイラストです。
乗降口付近です。徳島の「すだちの風」なのか、それとも大分の「かぼすの風」なのか素人の私には分かりませんでした。
左斜め後方です。
ベース車両はトヨタのコースターですのでトヨタのマークがついています。この車両はトヨタ自動車が改造し、日野エンジニアリングアネックスが車軸交換や車体強化を行ったうえで、軌道モーターカーや軌道除雪車などを手掛けているNICHIJO(中央がトヨタマークで左端に同社の社名マークがあります)が鉄道車両系の装置を追加しました。車載している鉄道信号システムは京三製作所のものです。
うしろすがたのしぐれていくか(?)
清掃作業中のD511と「すだちの風」号です。扇形車庫11番が「すだちの風」号の逗留先です。
展示期間は2019年11月30日~12月22日で、土曜日と日曜日にはモードチェンジ(鉄道モードと車モードの切り替え)の実演が行われました。
DMVのモードチェンジの説明です。
阿佐海岸鉄道での運行予定図です。
阿佐海岸鉄道のDMV(3両)の説明です。1号車が「未来への波乗り」号、2号車が「すだちの風」号、3号車が「阿佐海岸維新」号です。
阿佐海岸鉄道阿佐東線の甲浦駅です。この駅にモードインターチェンジが作られるのだろうと思います。
2019年8月に撮影した阿佐海岸鉄道阿佐東線甲浦駅から道路に接続するための施設の工事現場です。
2019年8月現在の阿佐海岸鉄道阿佐東線甲浦駅とディーゼルカーです。
2019年9月にJR北海道の苗穂工場で撮影したDMV試験車両の保存車です。
これは第1次試作車のDMV901(サマランダー901→ダーウィン901)です。
DMVを開発していたJR北海道はDMVの正式導入を断念したものの、その技術は阿佐海岸鉄道で活かされることになりました。
2018年に阿佐海岸鉄道でダーウィン901の後継車のダーウィン921により実証実験が行われた後、阿佐海岸鉄道にDMVが正式導入されることになったのです。
こういうところを阿佐海岸鉄道のDMVが走るのです。
(DMVの見学の記事はおわりですが京都の旅は続きます)