三木鉄道廃線跡を歩く(中編) | 鉄道で行く旅

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「三木鉄道廃線跡を歩く」の続きです。

三木鉄道

1999年12月に三木鉄道三木駅で撮影したミキ300-103です。今は、ひたちなか海浜鉄道に移籍しています。

 

加古川市と三木市の境にある切り通し区間を過ぎて三木市内の平野に入ったところから厄神駅(加古川市)側を振り返ったところです。

 

この三木市内に入ったところから、三木鉄道の廃線跡が三木市によって遊歩道に整備され「別所ゆめ街道」と命名されています。

三木鉄道の廃線から10年後の2018年春に完成したそうです。

 

平坦な廃線跡が三木駅跡地まで淡々と続きます。

 

下石野駅跡です。三木鉄道開業後(国鉄から転換後)に増設された駅でした。

 

遊歩道には木製の枕木を加工したベンチやテーブルがありました。

 

この左側にあるのも木製枕木を加工したベンチです。

 

また、遊歩道の所々に三木鉄道の社章が入ったコンクリートと石材(?)で作られた『三木鉄道ベンチ』があります。

 

石野第三踏切があったところです。三木市コミュニティバス「みっきぃバス」の石野バス停がありました。

バス停の円看板が三木鉄道の車両と同じ色です。また、神姫ゾーンバスに運行を委託しているバス車両の標準色も三木鉄道の車体色と同じようです。

 

水路を渡ったところが石野駅跡です。

 

駅の雰囲気が再現されている石野駅です。駅舎のようなものは遊歩道の整備に合わせて新築された休憩所で、新しい水洗式トイレもあります。

 

画像の左側に他の場所から移設された石野の「鍛工記念碑」があります。

 

鍛工記念碑の説明です。

 

国鉄時代の石野駅は貨物の取り扱い駅でした。南側にあった貨物用の引き込み線は撤去されているようでした。

石野駅のホームに立つと、この駅から通勤や通学していた人や、ここから上京したであろう昔の人のことが偲ばれます。

 

ここから遊歩道が未舗装になります。平坦な道ですが、小さな川を渡る堤防のところは緩やかな勾配になっています。

 

鉄道時代の石積みの橋台が残っている花尻川橋梁跡です。花尻川は加古川水系の美嚢川の支流です。

 

かなり遠くから見えていた「JAみのり・三木営農経済センター」の前を通過しました。

(つづく)