「急行よしの川」と「ぶどう饅頭」(1996年) | 鉄道で行く旅

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先日、maatanさんのブログ「汽車旅悦楽館 別館」を見て驚いたのは、「いすみ鉄道・ヘッドマーク祭り」の記事でした。たまたま私の記憶と符合する「急行よしの川」と「ぶどう饅頭」が同時に登場していたのでびっくりしました。奈良県の生駒駅前商店街風に書くと「ぴっくり」ですけれど。

そこで、昨日、無造作に保存している段ボール箱から昔のリバーサルフィルムを探し出しました。

1996年の「特急剣山」への移行開始後も、一部だけ残っていた「急行よしの川」を徳島線まで撮りに行ったときの画像です。

1996年当時の「急行よしの川」です。晩年のためか、国鉄四国タイプではないデザインの急行名ヘッドマークが取り付けられていました。しかもキハ65です。

 

衝撃の「ぶどう饅頭」です。おそらく自宅用の土産だったのでしょう。なぜか写真を撮っていました。

1996年当時のパッケージです。ぶどう饅頭は、こし餡を葡萄のサイズに丸めたような和菓子です。見た目は餡だけの固まりに見えますが、実は小麦粉と馬鈴薯澱粉の皮に包まれているため饅頭と呼んでいるそうです。また「ぶどう」の意味は葡萄の形をしていることと、山岳信仰の修行場(武道の場)の剣山に因んで「武道(ぶどう)」の意味も持たせているということです。

 

2019年8月に購入した、包装改善後の「ぶどう饅頭」です。

 

このときに徳島への往復に利用した船が写っていました。まだ明石海峡大橋は開通しておらず阪神間と徳島の間は、船で渡っていた時代でした。

国内での運行は短命に終わった「南海徳島シャトルライン」の双胴船ソレイユです。1998年の明石海峡大橋の完成により利用客が激減して運行が廃止されたはずです。この船は、今は台湾で活躍しているそうです。

 

これも当時あった徳島阪神フェリーです。複数会社による共同運行でしたが、画像の船は徳島市に本社がある共正海運の「おとめ丸」でした。この船も明石海峡大橋の開業により引退し、中米のベリーズ(グアテマラの隣国)に売却されました。

 

キハ185系の特急うずしおです。(1996年・・・以下同じ)

 

JR四国色キハ185系の特急剣山です。

 

徳島線の蔵本駅です。

 

蔵本駅の駅前にある地下水の「蔵清水」です。戦前に出征兵士を送るための広場を駅前に設けるときに掘られたものだということでした。

 

剣山色キハ185系の特急剣山です。

 

徳島線の普通列車です。1000形気動車ですね。

この帰りは、小松島港から南海フェリーに乗って和歌山港経由で帰宅したと思います。

(おわり)