陶器まつりと六道まいり | 鉄道で行く旅

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昨日は京都まで出かけました。

阪急梅田駅京都線ホームです。旧暦による「京の七夕」の飾りがありました。

 

このときの河原町行特急はロングシートの1300系でした。

 

昼食を兼ねて寺町~新京極を歩きました。

矢田地蔵尊では8月16日に送り鐘を撞きます。同じ東山エリアなので「迎え鐘は六道珍皇寺で」ということのようでした。

 

古くからの京都の洋食屋さんである『スター食堂(現在はレストラン・スター)』です。オムライスが店の看板になっている町の洋食屋さんです。

「初めて洋食を食べたのはスター食堂か不二家レストラン」というのが私と同年代の京都の知人たちの証言です。親離れしてからは何となくスター食堂に行かなくなったという知人もいます。

 

有名な京極スタンドです。ここも何度か京都の知人と一緒に入ったことがあります。

 

京都・南座の耐震工事がかなり進んでいるようでした。

 

「京の七夕」の鴨川会場です。

 

川端通のイチョウが少し黄色くなっているように感じましたので、よく観察したら、もうギンナンが実っていました。

『立秋とは名のみ』と書こうとしたら、こんなところで秋の気配を見つけました。

 

「六道まいり」は六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)で毎年8月7日~10日に、「お精霊さん(おしょらいさん=先祖の霊)」をあの世からこの世へと迎える京都の行事です。この時期に合わせて五条通から五条坂で「陶器まつり」が開催されます。

 

私は「六道まいり」は何度か見ていますが、陶器まつりは今回が初めての見物でした。

全国から陶器屋さんが集まっていました。ごく一部だけを紹介します。

左上:岐阜県土岐市の美濃焼です。右上:石川県の九谷焼です。

左下:茨城県の笠間焼です。右下:地元の京焼・清水焼です。

 

陶器まつりの期間中に展示されている若宮八幡宮の陶器人形です。

なお、今年は猛暑のため若宮八幡宮の神輿巡行は中止になりました。

 

現在の五条坂の交差点です。昔、このあたりでも京都市電を撮影したことを思い出しました。

 

京都市電

1978年9月30日の最終運行日の京都市電です。あれから40年!

 

続いて、六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)に向かいました。

 

六道珍皇寺の山門と「六道の辻」の石碑です。

 

精霊は槇の葉に乗って冥土より帰ってくるとされるため、参詣者の多くは、境内に設けられた花屋さんの特設売場でコウヤマキ(高野槇)を買い、本堂で水塔婆(みずとうば)に戒名を書いてもらい、精霊を迎えるための「迎え鐘」を撞きます。この鐘の響きは十万億土の冥土まで届くそうです。

こういったお盆の行事とは何の関係もありませんが、悠仁親王(ひさひとしんのう)の「お印」は高野槇(こうやまき)だったと思います。

 

小野篁(百人一首では参議篁)の旧跡「六道の辻」です。小野篁は、ここから冥途に行き来していました。

 

松原通で名物の幽霊子育飴を買ってから京阪電車で大阪まで帰りました。

(おわり)