孤独死の現場に立ち会った ここから始まった孤独死問題
連帯保証人と連絡が取れなくなって困っていました。→音信不通を追いかける
あれから1ケ月、その妹から連絡が来ました。
「連絡遅くなってすみませんでした。片付け業者を連れていきますので、立ち合いしてもらえないでしょうか。」
僕は都合がつかなったので、先代社長である父に立ち合いに行ってもらいました。元々は父が案内、契約したお客さんだったので、当時の様子もよくわかっているはず。
連帯保証人である義娘さんと大家さんの義息子(代理)にも来てもらい、どれを片付けるのか?どれが元々備え付けられていたのか?を判別していきます。
「冷蔵庫、これ捨てちゃいます?もしいらないならそのまま残してもらおうかな。」
え?なんて?
「あと、エアコンも食器棚もそのままでいいですよ。」
つまり、退去が完了した後にはその「義息子がそこに住む」んだそうです。
はい、これで管理終了
だから、もらえるものはタダでもらいたい、捨てるなら欲しいと。
WINWINの関係が出来上がっとる!!!
連帯保証人の義娘さんはなるべく片付け費用がかからないようにしたい=残せるものは残していきたい。
両者がこれは必要、これは不要と、1つづつ確認していったそうです。
利害関係が一致しているから、けっこうあれこれ残していっても良いと判断してくれたようで、義娘さん、喜んでいたそうです。
杓子定規で言うなら、「入居者が持ち込んだ残存物は全て撤去して欲しい」となります。
きっと僕が立ち合いしていたらそう言うでしょう。
でも、父は臨機応変に対応してくれたようで、これで一気に片付けも進みそうです。
捨てる神あれば拾う神あり、なんですね。