3/10 この日は朝から晴天！ 4時半起床で後輩たちと６時の市電で待ち合わせ。
6時５０分 会場到着。駿府城跡のお堀の中で荷物預け、準備運動
このバス、絶対に乗りたくない「リタイア選手回収バス」なのです。
絶対に今年は乗りたくないです。
７時20分 ランナーのブロック整列開始
気温がまだ低くとても寒い。スタートが８時20分なのでずっとここで待機です。
せっかく準備運動しても意味がないんじゃ？ってくらい冷える。ホッカイロをお腹に貼って
少しはマシかも。
大学時代の後輩と待機。このTシャツも３人でお揃いで作ったのに、なぜか後輩が着てこず、
一人で背負うことになってしまった悲しい先輩の背中（僕）
８時20分 号砲と共にスタート！ロンブーの亮君もゲストランナーで走っていました。
市街地は周りに惑わされずに自分のペースで走りだした。
５ｋｍ地点、前日の水分補給２リットルのせいか、早くもトイレに寄りたくなる。
後輩②が先に走っていったのを見届けて、再スタート
10ｋｍ地点、後輩②に追いついて、そのままキープ。市街地から北へ。
前に売却したお客さんの家の前を通ったら、そのお客さんが沿道に立っていたので
「Ａさーん！Ｔｅｔｓｕです！」 「あ！走ってるの！？頑張ってーーー！」
と応援を強制してしまった。無駄な大声を出して体力を消耗する僕
体のどこも異常はなく、膝も痛くない、呼吸も大丈夫、ふくらはぎも問題なし！
これならいけるかも？と思えた。
全てのエイドでしっかりスポエネを飲んで、ジェルを飲む。ふくらはぎ攣り防止の芍薬甘草湯も15ｋｍ地点で飲んでおく。
このあたりから歩き出すランナーも少しづつ増えてきた。
20ｋｍ地点、安倍川大橋を渡り、振り返ると富士山が綺麗に見えるので、県外ランナーは立ち止まって写真撮影をしていくポイント。
台湾から来たランナー達は整列して集合写真まで撮ってた。
ここからバイパス上の道路を海に向かって走るので上りが続く。
あれ？腿（もも）が痛い？？ ちょうど膝上の内側がちょっと痛み出す。
これは完全に予想外だった。朝の準備でもしっかりマグネシウムローションを塗ったのは、ふくらはぎと腿の上部、裏側。
まさか、そこが攣る？？？と焦り出す。
そして、帽子の上に風船をつけた５時間のペースランナー集団に抜かれた。
この時点で頭に絶望がよぎる。
つまり、制限時間の５時間半ギリギリになってしまったということ。そして、これに遅れたらほぼ、制限時間の関門も間に合わないと言うこと。
駿河湾が見えてきた。
そして、太ももの攣りがいっそういひどくなる。歩いてマッサージ。それでも治らない。
ふくらはぎも全然大丈夫なのに、腿が攣ると足が上がらなくなるのだ。
屈伸して、マッサージ。
ん？少し良くなったかも。また走りだす。
海に出る最後のエイドで静岡おでんの補給食！これだけは絶対に食べようと思ってた。
「あと５食で完売でーす！」のスタッフの声に未着のランナーから悲鳴が上がる。
エイドを出て、少し走ったけど完全に太ももが攣ってしまって動けなくなった。
自転車で巡回している救護スタッフがかけよってきた。
「大丈夫ですか？歩けます？」
「なんとか歩いてでも行きたいけど、痙攣が止まらなくて。」
「あと２ｋｍで関門がありますけど、10分後に閉鎖になります。そこまで歩ければバス回収ですけど、無理そうなら介護タクシーもあります。とりあえず、マッサージしますね。」
あと２ｋｍを10分で走るのは元気だったとしても無理。
でも、せめてそこまでは自力でたどり着いてやろうと思った。
救護のマッサージで太ももが回復し、また走れるようになったので、せめてそこまでは走ろうと思った。
気持ちだけは折れなかったと思う。
スタッフさんに「写真撮りましょうか？」と言って頂いたけど、
「来年、完走したら撮ってください。」とお断りし、乗りたくなかったバスに乗車した。
後輩①は3時間7分で完走。後輩②は安倍川大橋の手前でDNF（did not finish)で、一足早くバス乗車し、ゴール地点で待っていました。
結果として、5年前よりも手前の28ｋｍ地点でＤＮＦでした。記録なし
でも、悔しさよりも再開した大会で走れた喜びのほうが大きかった。
きっと、太ももが攣ったのは筋力不足と明らかな走りこみ不足。
腱板断裂のせいで9月から走り出したことも練習不足の原因。だけど、その後も月間100ｋｍ走れなかったのは自分のせいだし、それはそれで自業自得。
荷物を受け取って着替える頃にはすっかり太ももが治っていて、普通にスタスタ歩いて帰ったのは少し、「なんでじゃあ攣ったんだよ」と思ったけど、来年の良い課題になった。
あとは普段から5分台/１ｋｍで走れる走力は必要だと痛感したのも事実。
スタートがＥブロックなので号砲から５，６分のタイムラグがあるので当然、関門の制限時間もタイトになってくる。
だったら、スタート位置から数ブロック前から5分台で走り始めること！
これに尽きる！
でも、楽しかったなぁ。スタートのワクワク感がたまらないし、沿道の応援にも本当に勇気つけられた。
みなさんお疲れ様でした。また会いましょう。
次は6月のハーフマラソン。