見ていられない売買 | 走る不動産屋の2代目日記 season4

走る不動産屋の2代目日記 season4

不動産屋の日常を書いています。そして、走ります。愚痴ります。 
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僕の伯母は85歳になります。

一人暮らしをしていて、娘(従妹)は結婚して、自営業の旦那と息子と3人暮らしなのですが、

その従妹の旦那が家を売却したらしいと噂が流れてきたんです。

 

でも、昨日も通りかかったけど、普通に営業してたし・・・。キョロキョロ

 

 

謄本を取ってみて、判明しました。

 

 

リースバックです、たぶん。

 

 

7月に某大手不動産会社が所有権を売買で取得していたので、いまだに住んでいるのはリースバックしか考えられないです。

 

しかも、11月末で退去を命じられているそうです。

 

 

リースバックとは

自分が所有かつ居住している住宅を売却し、売却後は買主と賃貸借契約を結ぶことで、そのまま住み続けることができる不動産取引です。

売却することにより一括でまとまった資金を手に入れられ、事業者と賃貸借契約を締結することにより、慣れ親しんだ自宅で今まで通り暮らすことができます。

 

体よく言えばそうです。

 

でも、実際には家賃が支払えなくなって退去させられることもしばしば、です。

更新時に家賃が値上げされ、支払い不可能になるとか。グラサン

 

 

従妹家族の場合、まだ3ケ月しか住んでいないんです。ショボーン

 

①売却して仕事の借金返済をしてしまい、手元にお金が残らなくて家賃が支払えなくなった

②無駄な家賃を支払うくらいなら・・・。

 

のどちらかでしょう。

 

 

伯母からタイミングを同じくして電話が来ました。

「娘家族が一緒に住みたいんだって。困ったわ。」不安

 

伯母の家、広くないんです。

 

お金を手にした旦那さんが伯母の家に転がり込むことを決めたようでした。

 

この旦那さん、実はいい加減で好きじゃないです。プンプン

従妹もちょっと欠けているところがあって、ご飯よりもお菓子を食べたりちょっと常識から外れている家族なんです。

 

 

従兄弟の僕が不動産屋なんだから、相談してくれればよかったのに・・・。恥ずかしかったのか、もともと従兄弟の僕には話辛かったのかわかりませんけど、ホント業者のいいようにやられた、としか思えませんでした。

 

リースバックで不動産業者が買い取ったとすれば、通常の仲介販売価格よりも、かなり安く売却した可能性があります。(仕入れ値だから)

 

なんだか、従妹はどうでもよくて、伯母が不憫で見ていられないです。

 

 

こういう人がお金を手にするとろくでもない事が起きます。

11月末で自営業も廃業するようですし、伯母に迷惑かけなければいいんですけど。