同じドラマについて、こんなに短期間に2回目の感想を書くのは初めてですが、書かせてください!!
第1話がちょっぴり「ん?」だったドラマ『不適切にもほどがある』。
第2話は、例のミュージカルシーンにも慣れてきたのと、今回のミュージカルは元劇団四季の柿澤勇人さん始まりだったおかげであまり違和感を感じなかった。
それよりも!!!
内容のわかりみが深すぎる
仲里依紗演じる渚が、出産後、保育園が見つからずに泣きそうな思いをしながらなんとか職場復帰(よりによってTV局)して、後輩に仕事を教えるシーンがあるじゃない?
で、後輩が「私、今日はここまでなんです~」って、仕事を教えてくれる上司の渚より先に帰るじゃない?
「すみません」と言いつつぜんぜん申し訳なさそうではなく、ニコニコ帰って行く後輩。
あそこよ、あそこ!!
あのシーンが刺さったの~~~
だってさ、私、前にブログにも書いたんだけど、まったく同じ経験したことがあるんだもん💢💢💢
後輩が帰り、ひとりで残って後片付けさせられたのも一緒!
上司に訴えても「仕方ないよね、働き方改革だから」的なことを言われたのも一緒!!
それ言われて渚が「え?私の働き方改革は?」ってモヤモヤするのもまったく一緒!!!
いや~~、クドカンよくぞ書いてくれました!!!
もしや私のブログ、読んでました?
ほんとあのとき、めっちゃむかついたもん私💢
渚だってそうだと思う。
なんで若手の「働き方改革」のしわ寄せを、「上司」だというだけで、赤ちゃん抱えて必死で働く渚が引き受けなくてはいけないのか?
あれこそ令和のおかしなとこだよな。
けれど、じつはもっと刺さったのが、阿部サダヲ演じる主人公・小川が、渚にかけたひと言。
「俺にできることがあったら何でも言ってよ」と言ってくる、渚の夫や上司。
けど、この「できることがあったら」「言ってよ」はクセモノなんだよね~。
とくに時間との闘いである育児では。
渚も言ってたよね。
オマエに何ができるか知らんし(てか、ほとんどの男はたぶん何もできないし)、説明しているヒマがあったら自分でやった方が早いし、頼んで嫌な顔される(あと、「あ~あ」ってデキになるのもつらいのよ。やり直ししないといけなくて倍の時間がかかるから)くらいなら、自分でやるほうが断然マシって。
いや、おっしゃる通り!!
でも、小川は違うの。
仕事中なのに、会社の託児ルームに預けた子どものお尻拭きがなくて大ピンチの渚に
「あんたがしてほしいことが、俺にできることなんだよ」
って言って、即座に買いに行くんだよ!
出ました、クドカン節
これさあ、すっごい殺し文句じゃなあい?
「君を幸せにするよ」なんていうふわふわした言葉の100倍染みるわあ・・・。
私も育児中にそんなこと言われてみたかった
渚があんな小川にちょっぴり好意を持つのもわかるよね
この回は、渚の夫(柿澤さん)がやってる、正論しか言わないクソつまんない動画配信「正論チャンネル」とか、芸能人を地方ロケに飛行機で行かせるとき、エコノミーに乗せるかビジネスに乗せるかの境目が八嶋智人だとか、クドカンならではの笑える小ネタもいっぱいありました
あ、でもね、みなさん。
昭和の女子高生がすぐ「おっぱじめる」とかいうのは、クドカンの偏見ですからね
本気にしたらダメですよ