Jリーグの秋春制への移行について |  teruの日々雑感 ~そして~

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Jリーグは12月19日の実行委員会で、26‐27シーズンからの秋春制(秋開幕、春閉幕)への移行を全会一致で決定した。

 

 

開幕が「7月最終週〜8月1週ごろ」、閉幕が「5月最終週〜6月1週ごろ」と想定した上で、「12月3〜4週ごろ」から「2月1〜2週ごろ」までの約1か月超にわたってウインターブレイクを設置する形となっている。

 

秋春制への移行については以前からも話は出ていたが、降雪地域での積雪問題などがあり、具体的な取り組みとまではなっていなかった。

それが今回、バタバタと決めちゃった理由としては、今年からアジア・チャンピオンズリーグがら秋春制へ移行したこともある。

 

 

ACLシーズン 9月中旬~5月中旬(秋春制)

Jリーグシーズン 2月中旬~12月中旬(春秋制)

 

という感じで、シーズンに約半年のズレが生じる。

Jリーグのシーズンオフは選手の移籍期間のため、ACLの途中でチームメンバーが変わることになる。選手の移籍状況や監督の交替によってチームの戦力や戦術に変化が起こることになる。これでは、状況によってはACLの成績によって監督の去就問題に発展するかもしれない。そう考えると、長期的な展望でチーム作りをしにくくなるかもしれない。

 

あともう一つの理由は、これは以前から言われていたことであるが、海外移籍への障害解消にある。

欧州クラブは秋春制である。それぞれのリーグでシーズンオフが違うと、移籍に当たってのいろんな問題が生じる。Jリーグクラブにとっては、シーズン途中で中心選手に抜けられてはたまったものではない。

 

このような問題を解決するためのJリーグの秋春制の導入なのである。

 

 

とは言え…

 

東北や北海道などの降雪地域は大変だと思うんよね。

冬期間中の練習や試合を含めた環境整備や改善、集客対策など、検討することは多岐にわたると思う。実際にも自分は観戦のために吹雪の中を運転はしたくない(汗)

 

そういう点を理由に春秋制移行へ反対したクラブ(新潟)もある。

いわてグルージャ盛岡は「現段階で移行を決めないで、数か月の検討期間を目安として継続検討を行う」という、3つある選択肢の中の中間案に投票している(他に仙台など計7クラブ)。

 

まあ、決まったものは実現へ向けて努力するしかないと思う。

やってみてダメだったら見直せば良いだろうからね。

 

考え方ではあるが、7月・8月の炎天下の時期をシーズンオフにした方が選手のパフォーマンス維持には良いのかなと思ったりする。あとは想定される地域別問題の解消へ、Jリーグがどれだけ形を示すかにかかっていると思う。

 

秋春制開始は2026年となっているが、2026年と言えば北中米ワールドカップ開催の年である。どういうスケジュールで発表されるか楽しみではあるね。