ブルーグリップV1:初期レビュー |  teruの日々雑感 ~そして~

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ブルーグリップV1(ドニック)

 

 

硬度:50度

厚さ:MAX
重量:47g

 

硬さ

50度というほどには硬くない。体感的には47.5度程度の硬さであろうか。

 

弾み

後陣でもいけるが、中陣までと考えた方が良い。スピン系強粘着なのでこれで十分と考えるべき。

 

粘着の質

粘着の質はキョウヒョウ系のものではなく、シート全体に粘着質を含有させているという感じである。なので、表面にピタっとくっ付くという感じではない。それでも粘着の程度は強めである。使用する前はテンション寄りの粘着かと思ったが、感触は高い割合で粘着寄りだね。

※R1は薄っすらとした粘着で、テンション系寄り。残念なことに、回転がかかりきらないでぶっ飛ぶという感じ。

 

オフェンス

 

ドライブ

薄シートに粘着はアリと思った。ブルストで感じた打球時のスポンジ感の強さが、シートの感触が強くなり、従来のラバーのバランスに近くなっているのだ。

 

回転量は豊富と思う。粘着として十分なレベルである。打球時に粘着の引っ掛かりと掴んでいる感覚がある。そういう中でも、テンション系の要素も若干感じるので扱いやすさもある。テンション系要素というのは、当てるだけでも前に飛び出してくれるということである。バリバリの粘着であると、当てるだけだと手前に落ちることがある。


スピードはそこまでないような気がするものの、強打時のスピードは十分であるし、特にカウンター系が速く感じる。そして、ナックル系のドライブは滑るような速さがある。

強打にも負けないしっかり感があので、シートに引っ掛けて弾く感じの台上ドライブをストレートに出し易い。そのような自在性があることで攻撃の幅が広がる。

 

弧線は高めと思う。そのためにバックで使用しても安定する。フォア面のラバーはターボオレンジである。ターボオレンジは45度であるが、全体的な硬さはブルグリV1より硬く感じる。そういうことから、自分はフォアにターボオレンジ、バックにブルグリV1という仕様にしている。ブルグリの方が自在性が高く、バックには最高の粘着ラバーである。

 

スマッシュ(ミート系)

ミートするのにちょうど良い食い込みと硬さなので打ちやすい。

ドライブ気味の回転を加えるよりナックル系を加えた方が威力が出る。

 

フリック・チキータ

チキータを打ちやすい粘着である。その軌道や曲線も好ましいレベルにある。何と言ってもシートの引っ掛かり具合が最高である。テナジーのような飛び出しの速さやスピード感には負けるが、回転量とコントロール性はブルグリV1が勝る。フリックも好印象である。

 

ディフェンス

 

ブロック

良い。強打にも動じることのないしっかり感がある。短く落とす、伸ばす、ナックルにするということが自在である。ただ、そのためには粘着なりの扱いが必要なので、そこは慣れが必要。

 

ツッツキ・ストップ

粘着であることのメリットを感じる最大の部分である。もう少し硬めの方が良かったかもしれないが、それでも十分な切れがある。特にツッツキはどんな当て方をしても浮くことはなく、安定感と切れが両立している。

 

 

サーブ

 

良い。サーブは少しテンション的な部分も感じるが、下回転、スピード系、ナックル系とも十分な切れと変化がある。ただ、自分はバック面で使っているので、サーブで使用する頻度は少ない(汗)

 

 

以上。

 

では、ブルーグリップV1を簡単に言い表すと

 

〇粘着のデメリットが少ない粘着

〇回転量が豊富

〇カウンター性能が抜群

〇引っ掛かりと掴みの良いシート

〇粘着としては自在性が高い

〇使っていて楽しい(単なる主観)

△威力を求めるなら、やっぱり粘着仕様のスイングが必要

●表示硬度より若干軟らかめ

 

 

といった感じ。

 

久々にバックで使いたいと思える本格的粘着に出会った。合わせたラケットも良かったのだろうが、とにかく使っていて面白い。自分の中で課題にしていた粘着仕様のメインが決定した。