今までいろいろと忙しくて映画を観られないでいた。
忙しさもやっと落ち着いたので、日曜日(一昨日)に久しぶりに観に行ってきた。
見た映画は二本
一本目「SUNNY 強い気持ち・強い愛」
二本目「検察側の罪人」
今回は一本目の方のレビュー
あれだね。
女性目線で観てこそ、より理解・共感できる映画かも知れないね。
もちろん、人生の移り変わりと人の感情を描いている映画なので、男性が観ても十分に共感できる映画ではあるのだけど。
簡単に言えば、
学生時代の仲良しグループが社会人になってから疎遠となっていた。実社会は学生時代のノリでは生きてはいけず、6人が6人ともいろんなものを背負いながら今を一生懸命、惰性とともにに生きている。しかし、その中の一人の病気をきっかけとして仲間が集まり、また輝きを取り戻すみたいな映画。
学生時代はアムラー全盛の時代で、そのような学生たちが世の中を動かしていたと言って過言ではない時代である(と、映画の中で言っていた)
怖いもの知らずで、自由奔放で、仲間が一番で、という学生時代を送った人たちが多いから映画に入りやすいかもしれない。もちろん、そのような環境で過ごした人ばかりではなく、好むと好まざるに関係なく「孤高」「孤独」であった人や、ルールの中で過ごしてきた人もたくさんいる。だから、一概にその時代をこうであったとは言い切れないだろうが、世の中の趨勢としてアムラー世代ということなのである。
それでもあれだね。リーダーである芹香役が死んで、いろんなものを残った5人に与えていくのだけど、中にはマンションや店であったりした。見る側(自分だけかも知れない)にすると、物を与えるってのはこの映画には無くても良かったんじゃない?とか思っちゃう。まあ、そこは脚本次第なのだろうから。
相変わらず広瀬すずはいい味を出していた。朴訥な一途さやコケティッシュな演技をさせたら若手では一番かも知れない。広瀬すずの大人役の篠原涼子は冷静なたたずまいと物腰・言動で、この二人ギャップだけ(他の5人より)違和感があった。なんか、昔の面影が一番薄い感じがした。
この映画で一番伝わってくるのは、いろんなしがらみの中で生きている自分たちは、輝いていたころの情熱を知らないうちに無くしているんだなぁということ。もっと夢を持ちながら生きていかにゃぁなということ。
…というか、未だに夢みたいなことばっかしみてんだけどね(笑)
まあ、そんな映画であった。
40台、50代の女性が一番共感できる映画かな。