昨日、映画を観て来た。
観た映画は「ハクソー・リッジ」
ハリウッドとオーストラリア政府の合作の実録戦争映画。
自分がアメリカやオーストラリア人ならば★5つの作品なのだろうね。
作品の方はと言うと
一番戦争映画らしくて、一番戦争映画らしくない作品。
どっちやねんと思うかもしれないが、そんな感じだった。
実録ものだから、まさに生々しい戦争映画そのものなんだけどね。
人を殺害するじゃなくて、人を救助する。
訓練でも戦場でも、絶対に銃は持たない。
それはこの映画の主人公だけの信念。
信仰的な主人公ではあるが、信仰とはまた別の信念があった。
そして、それが感動ものの逸話を残し、戦場のヒーローとなり、レジェンドとなる。
戦場において、誰もが忘れかけている博愛。
それを一貫して貫き通せるなんて、誰でもできることではない。
それがこの映画の全てである。
でも、自分に残ったのは、必死になって沖縄を守ろうとしてアメリカ兵を殺す日本兵の姿。
そして、最後は攻められに攻められ、無残な死を遂げる日本兵の姿。
でも、そのような戦争を仕掛けたのは日本人なのだよね。
なんか…やるせないなぁ。
映画なのだから、そういう日本人感情を通り越して、良いものは良いとして。素直に映画を称賛するべきなのだろうね。ある程度、日本兵を尊重した部分もあったしね。
まあ、そういう映画であった。
あ、そうそう。
この映画、殺戮シーンが物凄い。
観る人は心してご覧あれ。