今回のVS.>402ダブルエクストラのレビューは、VS>401エキストラとの比較レビュー形式で。
基本情報
VS>402 | VS>401 | 備 考 | |
硬度 | 50度 | 57.5度 | |
厚さ | MAX | 2.0㎜ | 401は2.0㎜までしかない |
重量 | 57g | 57.5g | 402:164㎜×157㎜ 401:162㎜×153㎜ |
粘着 | 微々粘着 | 微々粘着 | |
気泡 | あり | なし |
硬さ
401よりはマイルドな硬さである。
それでも硬度が50度なので、食い込みを少し感じるかなという程度。
しかし、食い込みを感じる分、粘着としての使い心地までマイルドになってしまった。
ほとんどテンション系ラバーという印象である。
弾み
弾みは401より格段にアップしている。
後陣からでもドライブを打てるくらいの弾みを持ち合わせている。
ただ、威力まで求めるなら中陣くらいまでかな。
オフェンス
ドライブ
401は擦り系のみと言って良いほどに食い込みがなかった。
しかし、402は擦り系・食い込み系とも問題なくできる。
ということから、ドライブ性能は弾みの良さもあり、402の圧勝だね。
それでも、擦り系60%、食い込み系40%という性能比率である。
回転量は401の方がある。
402も十分にあるのだが、弾みが優先されて回転が伴わないように感じる。
まあ、402は食い込み系が出来る分、401よりはドライブのバリエーションが増える。
しかし、これは回転性能とは別のメリットである。
スピードは402が速い。
初速ならば401も同レベルであるが、中陣より後ろだと途中での減速が早い。
そして、かなりのスイングスピードを要求される。
その点、402は後陣からでもドライブが普通に打てる。
それでも、401ほどではないが、硬さゆえのスイングスピードは必要。
打球時の金属音は双方とも甲高い音を鳴り響かせる。
その中でも、401の金属音は気持ちの破裂音である。
スマッシュ
どちらもスマッシュは気持ちよく打てる。
ここは、両方とも硬い粘着の良さが表れている。
若干食い込みのある402の方がコントロール性も弾みも良い。
ディフェンス
ブロック・カウンター
安定性で言えば401。
弾みの低さ故に、ブロックのコントロールが良い。
カウンターならば402。
弾みの良さ故に、カウンターに威力がある。
どちらも低弾道で、浮くことも.ないところが良い。
ツッツキ・ストップ
両方ともキレがある。
401の方がキレ味が鋭く、ツッツキで得点を取れるほど。
402は401より切れが若干落ちるものの、やり易さは402である。
ストップは、双方とも粘着を利用して短く止めやすい。
フリック
硬い粘着のために、どちらもフリックがしやすい。
慣れれば401の方が扱いやすいと思う。
ただし、401がきっちりとインパクトしなければならないのに対し、402の方は少し力を抜いても安定する。
カット
さあて、ここはこのラバーの重要項目である。
両方とも低め弾道で、回転量も豊富である。
カットのキレ自体は401の方がある。
カットのしやすさも401である。
402も問題ないレベルのキレは確保できている。
カットから攻撃に移った場合は、食い込ませることが出来る402の方が扱いやすく、攻撃のバリエーションも多くなる。
両方とも、パワードライブにも負けないしっかり感がある。
サーブ
401の方がブチギレである。
402は普通に切れるという感じ。
もちろん、テンション系よりはキレるが、401と比べると劣る。
402に食い込みがある分、球を持つためと思われる。
スピードロングは402が速い。
以上で初期レビューは終了。
このラバーを簡単に言い表すと、
○カット性能は標準以上。
○相手の威力に負けないラバーのしっかり感がある。
○低め弾道で安定性が高い。
○後陣からでもドライブの引き合いが可能。
○打球時の金属音が心地よい。
●硬さがあるので、ドライブに回転を乗せるにはスイングスピードが必要。
●回転量自体は、粘着ラバーとしては少ないように感じる。
●単純に攻撃だけを考えるならば、攻撃用テンションの方が良い。
【今回のレビューの反省点】
比較レビューだと、絶対評価ではなく、相対的評価になってしまう。
これだと、401を知らない人には、402単体の性能を推し量れない状況になりそうである。
レビューと比較レビューは別記事でアップした方が良いようだね。
日々反省と、そのことによっての日々進歩。
そう思うことにしよう(汗)