この前の日曜日(9月21日)、イオンシネマで映画を観てきた。
「るろうに剣心:伝説の最期編」
8月上映した「京都大火編」の続きである。
今回も楽しめた。
相変わらずの太刀捌きに惚れ惚れするほどだった。
卓球のラケットさばきも、あんなふうにできたらいいのになぁ(笑)
剣心(佐藤健)と志々雄(藤原竜也)の対決での最後のシーン。
志々雄は、剣心が女(志々雄の女)に気を取られている隙に、女ともども剣心を突き刺す。
「いやあ、これはひどいな。なんつうヤツだ」と思った。
しかし、非情で残忍な結末にも、その後のシーンで志々雄の女に対する愛を感じた。
女は女で、殺されても、それが志々雄への献身となることを理解していた。
アウトロー(古い表現かな)は、アウトローなりの生き方を貫いたのだろう。
それぞれの世界には、その世界特有の人間関係があり、愛の形がある。
どの世界の愛であっても、相手を思う感情、そして相手に対する信頼がある。
それらは、ただ表現が違うだけなのだ。
今回の評価で星一つ減点だったのは、師匠(福山雅治)から奥義を伝授されるシーンが退屈だったためだ。ストーリーとしてはありで、必然性も感じたが、あまりにも静寂すぎた。二人の抑揚のない静かな語り口調も相乗して、平坦なドラマを鑑賞することとなった。
そんな時、隣のKの様子がおかしかった。気になって覗き込んだら…寝ていた(笑)
いやあ、これで「るろ剣」が終了するなんて寂しさを感じる。
変遷の時代を過ごした者たちの生き様と散り様。
時代の波に上手に乗れた人間と乗れなかった人間。
その時代には様々な戸惑いや葛藤があったことだろう。
そんなことを考えさせられる映画でもあった。
そんな時代を生きた祖先がいて、今、自分たちがいるのだ。
時代を築いた祖先に感謝しながら、今を大事に生きなければならない。
う~ん
でも、そういう趣旨の映画ではないよね(笑)