日本の愛 日本では空き家が大問題になっています。高度成長期で大量に建てられた住宅や別荘が所有者の高齢化と共に住み手がなく「空き家」になりました。空き家にして放置しておけば家屋はどんどん朽ちていきますし放火されたり他人や動物が不法占拠して厄介なことになります。バブル期に通勤するにはかなり不便な郊外に家を買ってしまった方の子ども世代もかなり苦労されています。50年前はマイカー、マイホ-ムを手にするのが一種のスティタスで、何とかマイホ-ムが欲しいということで無理をして昭和の時代、通勤に1時間半とか2時間もかかるところに家を買ってしまった親御さんも少なくありません。今でこそ、コロナ過にリモートワ-ク、リモートスタディ・・・❣ 居ながら可能になりましたがリタイヤした年金生活では「後の祭り」でしかありません。変化に対応しなければ悲酸なことにもなります。
日本の古民家活用 中古物件は核家族で所有者が高齢化や死去により空き家になってしまうのです。古民家は他国の外国人からすると"宝の山"のようなものです。京都には日本人の買い手がつかない物件は、昔風の日本家屋だとか畳の部屋ばかりの家です。入り口には松が植えてあり、屋根瓦は昔ながらのものでスレートぶきはありません。庭には池があり浮草が浮いていて、竹垣があったり灯篭があったりもします。日本の若い人だと思いっきり嫌がるタイプの古い家です。ところが、先進国の人にとっては、こういった家が魅力的に映る物件なのです。このような様式の住宅は海外にはありませ。木で作られた引き戸など、西洋ではそういったドアが玄関についていることはまず見かけませんでした。治安が悪すぎて、そんなドアだと一発で破られて強盗が入ってきてしまうからでしょうネ。中世時代以前の写真にもそのようなドアは写っていません。日本の家は玄関に入ると靴を脱ぐところが低くなっていて一段高いところから家
に入るようになっています。こういったものも西洋の世界にはありません。玄関にはちゃん
と靴を入れる下駄箱があり、お客さまを迎えるために花を生けるスペ-スもあります。
家の中に入ると木の廊下があり、何十年もかかって磨き上げられた艶が出ています。昔の木で建築したものなので新築の住宅にはない味わいがあります。欧米では漆喰の壁が多く、日本の壁は日本の気候に合わせて、湿気を吸ったり出したりするように
うまく調整ができるのです。
日本の消費社会 30年間「国民の消費」は所得に比例、経済的発展が留まり「格差」だけが拡大し際立ったのがコンビニ、ドン・キホ-テ、スシロ-
・・・❓ などで、「格差社会」は行き詰まってきました。このような状況下で限界に挑戦しているのがドン・キホ-テで、かって一時期 "ヤンキ-御用達"のように感じた店でしたが、しかし今現在はファミリ-向けに業態を変えつつあり、郊外のス-パ-などを居抜きで譲り受けて食品などの販売にも力が入っています。大量仕入れを基本とし過剰在庫を買い取り現場に権限委譲して柔軟性をもたせ地域性を反映した品ぞろえを展開して売り上げも好調です。地域密着型が功を奏しているように感じます。過剰在庫といっても日本の商品には新しいものが多く、消費期限がかなり先であっても一般的なス-パ-は売り場から撤去してしまう現状です。それを廉価で大量に買い取り、安価で大量販売しているのです。とはいえ、そういう商品ばかりではなく市場をよく研究し商品開発されているので、ユニークで面白く質の高いものも多くあります。これも、日本の消費社会における豊かさの反映であり、現在の
日本を象徴していると思います。「回転寿司」業態も消費社会に適合し、ゆえに過度競争を引き起こしブラックなところも見え始めています。中古車業界も同様
”回転寿司業界は日本社会を凝縮しているので運営の徹底的な機械化です ❓ ”