ちょっと過去の話になります。
「ババに頼まれて病院に睡眠薬をもらいに行ったんだけどさ、本人じゃないとダメだって。
で、先生から『一度ご家族と話をしたい』って言われたよ。」
と次男に言われる。
そうか・・・
徒歩2〜3分ほどのクリニックとはいえ、テルコさんにとっては『面倒くさい』病院通い。
この病院、ものすごく真っ当なドクターなので、ホイホイと睡眠薬を処方することはない。
1回につき1週間(だっけ?2週間だっけ?)分しか出さない。
つまり、テルコさんはその頻度で病院に行かなくてはならない。
楽しい麻雀なら毎日行くけど、楽しいわけでもない病院となると、どんなに近くても『面倒くさい』。
で、、、次男に頼むわけだ。
(ちなみに、なぜ次男かというと、私をはじめ他の人からは断られるとわかっているからだろう。ほとんどNOを言わない次男がターゲットにされたんだな。)
最初の1回は例外対応として薬を出してくれた。
これに味をしめたテルコさん、次も次男に頼む。
しかし、真っ当な医者だからね、1回限りだよ。
楽しくない病院通いは他人任せにして、自分は楽しい麻雀に行く。
そんな都合よくはいかないもんだ。
そして、、、
私は病院に行きました。
以前にもテルコさんの睡眠薬について相談しているので(→この記事)、話はスムーズです。
「正直ね、ウチとしても困ってるんですよ。」
とドクターは話しはじめました。
もうウチでは睡眠薬を出せません。
前にも言いましたけどね、お母様には睡眠薬は必要ないんです。
ウチとしては睡眠薬を処方する理由がないんです。
正当な理由がないのに処方はできないんですよね。
お母様の場合は精神科の領域なんです。
だから、以前に精神科への紹介状を出しました。
でも、、、お母様、精神科へ行ってないですよね?
私からも何回もお母様にお話しているのですが、またウチに来ちゃうんです。
仕方なく「花粉症」とか理由をつけて抗ヒスタミン剤を出したりしましたけど、もうこれでギリギリです。
いや、ギリギリというか正確にはアウトです。
もし睡眠薬が必要なら、精神科なり心療内科なりを受診して、そちらで出してもらうべきです。
でも、紹介状を出しても行ってくれない。
本当に困っているんです!!
だからといって、私たちがテルコさんを精神科の病院に連れていくのも難しい。
大暴れして拒否するのは目に見えている。
仮に連れていけたとしても、同行者がいると無責任の他人事状態になって、医者の言うことを自分で理解しようとしない。
そして、
「そんなこと先生は言っていない!」
「先生は●●って言っていた!!」
と事実とは全く異なる『都合のいい事実』を作り上げて主張し、結果、医者の言うこととは真逆のことをしでかす。
さらに、真逆のことをしでかすから何も改善しないのは当たり前で、それを
「あんなヤブ医者!!」
「あなたがいいと言うから行ったのに!!」
と文句を言われる。
いやだ、いやだ。
病院は一人で行ってくれ。
これは・・・私から言うより、第三者・・・つまりケアマネさんの助けを借りるのが良さそうだな。
ということで、先生にこのように提案させていただきました。
これは、、、ケアマネさんに協力してもらうのがよさそうです。
ケアマネさんを巻き込んで、「専門の病院に行った方が楽になるよ」という流れを作ります。
なので、次に母が来たときに、紹介状を出してください。
一人で通院できる範囲ということで、駅前に最近できた心療内科クリニックがいいと思います。
そちら宛の紹介状をお願いします!
そして、ケアマネさんの日。
予めの打ち合わせどおりに話を進め、
- 今までのクリニックに行って紹介状をもらう
- その紹介状を持って駅前の心療内科クリニックへ行く
にテルコさんの同意が得られました。
ケアマネさん、ナイスサポート!
ありがたい。
驚いたのが、テルコさんの行動力。
早速紹介状をもらいに行き、自力で心療内科クリニックも受診!
駅前だから迷う心配はないとはいえ、行ったことのない病院となると、「誰か一緒に来て」と言うのがテルコさん。
しかし、今回は誰にも頼らなかった。
それほど「睡眠薬が欲しい」「一刻も早く欲しい」というモチベーションは絶大だということなのだろう。
こうして、テルコさんは心療内科に通うことになったのでした。
これ、4月の話。
そしてどうなったのか。
続きます。