新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
ご指導ご鞭撻、お願いいたします。
このご挨拶だけでと思ったのですが、
年末のNHKの番組の話を少し。
「鈴木 武蔵」
日本人の代表みたいな名前です。
サッカーの日本代表選手の名前なのですが、
父親がジャマイカ人、母親が日本人のハーフです。
肌の色は黒く、見た目は黄色人種の日本人とは少し違います。
誤解があったらいけないので、
「黄色人種の日本人」と書いたのは、
日本人は全員が黄色人種であるということでは無いのですよ。
鈴木武蔵の書いた本からの、
幼い頃からの肌の色への偏見、差別、言葉の暴力へのトラウマ、
これらへの真摯な、本音での告白をしていることからの注釈です。
「黒パン」「ハンバーグ」・・・
それらの言葉を差別的な意味で浴びせられた幼い子供が、
どんなに傷ついたのかを、思い知らされる告白が書かれています。
学生時代からサッカーでは頭角を現していた彼に、
相手チームの選手から「ただ、黒くて大きいだけ」との、
羨望からの心ない差別発言に傷ついたことも告白しています。
日本代表になってからの彼に、
「あの見た目で、日本代表は、おかしいだろう」
なんてSNSでの投稿があったそうです。
それに対して、彼がコメントを投稿しています。
「投稿ありがとうございます。」
「私は日本人ですし、日本人であること、日本代表の選手であること に誇りを持っています。」
反論は一切せずに、
たぶん投稿してくれた人と自分に、気持ち的には大した違いは無いと思うと。
否定せずに肯定することで解り合え、
差別にブレーキをかけられるかもとの気持ちからだと。
聞いてみて、深く考えてみないと解らないこと、
あらためて、たくさんあるものだなあと思いました。
簡単に、「誠心誠意」で仕事に向かうなどと、言ってはいますが、
深く深く「誠心誠意」を考えながら、
決意を持ち、人の気持ちを大切に考えながら仕事をしていこうと。
新年を迎え、改めて、そんな決意を持って今年も頑張ります。
どうぞ、宜しくお願いいたします。