もう、いつあの世からお呼びがかかっても
おかしくない93才のボク。
身辺整理を兼ねて、
まだ新品に近い使わない持ち物を燃えないゴミに出したりしている。
もらったぬいぐるみ等も色々あって、
近くの広場で遊んでいる子供達に、
また、一緒にいるお母さんたちに進呈して喜ばれた
今日もイタリアのお土産で、
60年前にもらった、
木製で手足首が動かせるピノキオの人形が出てきたので、
(大きさはボクの手の平の長さくらい)、
また誰か子供にあげようと、
いつも通う小さなスーパーへ行く途中のベンチに腰掛けて、
なんとなく子供たちの姿を探していた。
小さな公園の一画。
遊戯機で遊んでいる男の子が一人。
少し離れた所にいる太った母親らしき女性がいた。
ボクは彼女に近づき『これ坊やにあげて下さい』と人形を差し出す。
その途端、彼女は手を大きく左右にふり、
「要らない!」と拒否。
そばにいる子供に尋ねもせず一方的に。
何かこちらが、怪しまれたみたい。
変質者に見えたのかな?
初めての体験でちょっと不愉快になった。
その後、スーパーで買い物をすませ、
又そこを通ると、
今度はその公園の砂場で、👫姉と弟みたいな2人の子供達に遭遇。
姉は4~5才くらいかな。。
前後に子供を乗せるカゴのついた自転車が停めてあって、
母親の姿はなかった。
その姉らしき女の子の方に
「これ、もらってくれる?」と言ったら、
そばにいた弟と同時に大声で
「ありがとうごさいます!」と喜んで受け取ってくれた。
と、何処にいたのか母親が急に現れ、ボクに向かい丁寧にお礼を言ってくれた。
この母親はきっとこの2人の子供を自転車の前後に乗せて、
この小さな公園に連れてきたのだろう。
優しい良い母親なんだろうと思った。
彼女のおかげで、
さっきの無礼な女から受けた不愉快さが消えた。
これは神様の示唆かもと思えた。
「あの子達にあげなさい」との。
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