昼間は急に気温の上がる日もありますが(都心で20度近くまで上がった日は驚いた)、基本2月が1年でもっとも寒い月。
ということは、鍋がおいしいわけですよ。
北風の冷たい日に鍋を突く幸せ。日本人でよかった(笑)。
ちゅーわけで!
ドーン!
あんこう鍋を食べてきたのです。
きのう「孤独のグルメ」の新作を見た話をしたから……ってわけじゃないんですけどね(笑)。
じつは先週の金曜日、彼女さまとちょいと有楽町に出かけましてね。寒空を歩きながら、夕飯をどこで食べようか思案していたら……
茨城マルシェというお店の前を通りかかったんでございますよ。いわゆる県のアンテナショップです。そこに「あんこう鍋」という大きな文字が!
おおっ。あんこう鍋いいなあ。茨城はあんこうが有名なんでしょ。それをアンテナショップでいただけるなんて最高じゃないですか。いってみれば茨城の「公式あんこう鍋」ですよ(笑)。
ちなみにお値段は、一人前3,000円弱。でも二人前からじゃないと頼めないので、お鍋だけで6,000円ほどでございます。
ちょいとお高い(汗)。
でもでも、おいしい鍋で温まって幸せになれるなら、がんばって働きます!
さて。具材の写真を最初にお見せしちゃいましたが、まずは「あん肝」で荒ぶったお腹の虫を落ちつかせましょう。
このあん肝が、チョーうまかった!
海のフォアグラといわれるとおり。ホントにフォアグラですな、これ。あん肝大好き。
サラダ代わりに、キャベツのアンチョビソースもいただきます。これは、もっとアンチョビのソースがかかっててもよかったな。
そんな前菜をいただいたあと、いよいよ鍋に突入です。
見て、このお出汁。あん肝と三種類のお味噌のブレンドなんですって。
なんかもううまそう(笑)。
まずは、この「あら」を先に入れるんですって。ダシが出るそうです。そのあとゴボウも全部投入。ゴボウもダシが出るそうな。
お野菜は、お好みで入れればいいんですが、大根やニンジン、さらにネギなんかはトロトロが好きなので、先に投入しちゃいます。
こんな感じ。写真的にはあまり美しくなくてすいません(苦笑)。
あんこうに火が通ったところで、骨付きのあらにかぶりつきます。見た目に反して、淡泊で上品な白身魚という感じ。
でもね。
だんだん煮詰まってくるじゃないですか。
すると、ダシが出てくるわけですよ。ぐーっと濃縮されるっていうか。
そのダシを吸った大根のおいしいこと!
さらにあんこうの身も、どんどんおいしくなる。ああ、幸せだ……
あんこうの皮のところなんか、トロトロのゼラチン質で、これまた絶品。コラーゲンたっぷりよ(笑)。
胃袋も入ってましてね。そこはコリコリの食感でした(たぶん、あのコリコリが胃袋だと思うけど、間違ってたらごめん)。
そんなこんなで、あんこうの身はもちろん、あらもぜーんぶ平らげました。エラの辺りは、あんまり味がなかったけど、そういうところも含め、ぜーんぶ。
そして!
〆は雑炊でございます。これやらなくちゃ帰れません(笑)。
ご飯を入れ、一煮立ちしたところで、溶いた玉子を投入。蓋をして火を止めて、じっと待つ。
がまんして待ってる間の鍋(笑)。
2分くらい待ってフタを開けると……
おおっ、いい感じにできてます!
相変わらず写真的見た目はアレだけど(苦笑)。
すごく濃厚で「味が濃い」って感じがするでしょ。でもコクはあるんだけど、しょっぱい系の濃さはなくて、雑炊にちょうどいい濃厚さ。
あん肝のダシが、ホントによく出てて、〆というには申しわけないくらいの「ごちそう」になってました。
ホントにおいしい。
茨城最高。
あんこうさん、ありがとう!
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