白銀の世界。
といえば聞こえはいいですけどね。東京は雪が積もると、とたんに交通が麻痺して、えらいことになっちゃうんで、喜んでいるのは、雪遊びができる子供ばかりなり（笑）。
いまから十数年前ですが、やはり東京に大雪が降ったとき、ちょうど車で出かけてましてね。家に帰れなくなったことがあるんですよ。いや、正確には帰れたんだけど、車では帰れませんでした。帰路の途中にある、ながーい上り坂の前で運転を断念。だって、坂の途中には、何台もの車が、すでに放置されていて、登れるかどうか挑戦するまでもなく、通行止め状態でした（苦笑）。
で、けっきょく、近くの路肩に車を止めて、電車で帰ったんですよ。
その日の夜は、気が気じゃなかったですね。幸い日本は、車上荒らしとか、車泥棒とか少ない平和な国なので（そもそも盗まれるような高級車じゃないし（苦笑））、その点は、あまり心配してなかったんですが、長いこと止めておいたら、違反の切符を切られそうじゃないですか。
まあ、その点も、こんな大雪の日に、駐禁は取らないだろうと思ってはいましたが、それでもハラハラしちゃうところが、小心者の宿命ですな（涙）。
けっきょく、朝早く起きて、チェーンを持って車を止めた場所まで取りに言ったんです。あの日は、雪解けが早くて、チェーンを巻かずに帰って来れました。
はたして、今回の大雪では、何台の車が放置されることになったんでしょうか。雪国の人が見たら笑っちゃうでしょうけど（苦笑）、ホントに東京は雪に弱いんですよねー。
江戸時代は、いまよりずっと寒くて、昨日みたいな雪景色が、冬にはよく見られたそうですけど、そのころは車も電車もないしね（笑）。