失敗国家 | TERUのブログ

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つれづれに

こんどのランキングは「国家」。大きく出たねー(笑)。

アメリカの非政府組織「ファンド・フォー・ピース」と、外交専門誌「フォーリン・ポリシー」が毎年発表している「失敗国家」ランキング。その2012年版が、やはり18日発表されました。

栄えある……いや、残念な1位は!

5年連続で、ソマリアでございます。首都のモガディシオは、比較的落ち着いているようですが、いまだ各地で戦闘が続き、無法、無政府状態だそうです。ヨーロッパの船団が、ソマリア沖の漁業資源を乱獲しまくって、彼の国の漁師たちを海賊に駆り立てた……というだけでは、ソマリアの惨状は説明できませんね。そういえば、10位以内にアフリカの国が、6カ国入ったそうです。

アフリカで2年暮らした友人によると、たしかに欧米から受けた悲劇的仕打ちが、いまも暗い影を落としているそうです。

でも、それを踏まえてみても、彼らはわれわれ日本人とは考え方が違いすぎて、生活の質というか、仕事のやり方というか、そういうのに「基準」を設けて評価することに、どれだけ意味があるのかってことらしいです。うーん。難しい話ですね。

ま、それはともかく。

わが日本の順位も気になるところですな。日本は11年版で164位でした。あ、ちなみに177カ国の中でです。最下位から数えると13番目。

で、今年は……151位!

あらー、26番目ですよ。こういうのは上がりたくないですね。とはいえ、なんとなく納得の順位。日本も、わりと失敗国家です(苦笑)。

ランキングを発表してるアメリカ自身は、159位。意外に低いな。

ちなみに最下位、つまり「成功国家1位」は、フィンランだそうです。へー、そーなんだ。

フィンランドと言えば、ノキアが真っ先に思い浮かんでしまうぼくですが、そのノキアはいま、業績悪化に苦しんでます。株価は下がり続け、ついに大規模なリストラもするとか……

ノキアのもたらす経済効果は、日本の北海道とほぼ同じ規模の人工とGDPのフィンランドにとって、とても大きなモノのようです。

1位……じゃなくて、今回は最下位(苦笑)を維持するのは、やっぱり大変なんですな。