決定的瞬間 | TERUのブログ

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TERUのブログ-スナップ01

スナップと言えば、アンリ・カルティエ=ブレッソン。彼は「決定的瞬間」と題した写真集で、その名を写真史に永遠に刻み込んだ。

むかし、ブレッソンのスナップって、なにがすごいのか、ぜんぜんわからなかった。だって、日常のふつうの光景を写し取っただけなのに、なぜそれが「決定的瞬間」なのか、いまいちピンとこなかったから。


でも写真を撮り続けるうちに、だんだんわかってきた。うん。たしかに決定的瞬間は、日常の中にも潜んでいる。ブレッソンの写真は、まるで印象派の絵画のように感じることがある。計算され尽くした構図。計算され尽くした人々の配置。それらは広告写真のように、計画的に撮影されたものではなく、ある日、ブレッソンの前に突然現れた一瞬の出来事なんだ。だから彼は、自分のスナップを「決定的瞬間」と呼んだ。


改めてブレッソンの写真を見ると、圧倒される。スナップとはかくあるべきだ。いや、そう思ったところで、絶対にマネができないのが、ブレッソンなんだけど(笑)。


昨日は変な写真載っけちゃったので、今日は少しマジメな話をしてみました(笑)。