暫くアマチュア無線の世界から離れていた地元のSさんが昨年10月にI社の無線機を購入しました。
言わずと知れたIC-705。デザインもかっこいいです。
Sさんは「しばらくはBCLで…」とは言っていたものの、1アマの資格保持者であり、CW(電信)も本格的にやっていた人が電波を出さずにいられるはずもなく(笑)、「近々QSOしよう」という流れになり、昨晩それが実現しました。
※QSOとは交信のことです。
「交信(こうしん)とは、無線通信で信号のやり取りを行うことである。Q符号における意味から転じてQSOともいう。」(Wikipediaより)
QSOは21時から、430MHz帯で行なうことにしました。
(20時~21時まではRTI台湾国際放送を聴く時間のため(笑))
430MHz帯ということで、A社のDR-635を使うこととし、レイアウトも少し変更。
私はアマチュア無線を再開して10年以上は経過しているのですが、過去の投稿にもありますように、聴くことがメインなのでQSOは久しぶりです。
緊張を和らげるため(笑)、21時を待たずして焼酎のお湯割りを…。
鹿児島旅行で買ってきたグラスと、鹿児島の芋焼酎「宝山」を入れた沖縄の「カラカラ」。
このセットだと飲みすぎなくていい感じです。
21時、QSOスタート。
(QSO中の写真は撮っていないので、先ほどの写真を…。)
Sさんとは事前に相談し、私から21時にメインチャンネルの433.000MHzで呼び出しを行ない、QSOの周波数を指定する形をとりました。下記<参考>の②のパターンですね。
メインチャンネルで「CQ、CQ、CQ~」の呼び出ししかやったことがなかったため、このやり方は初めてでした(;^_^A。
<参考>(Wikipediaより)
①CQ呼び出し:
交信する相手局を特定しない呼び出しである。
周波数が他局に使用されておらず、かつ他局に混信、妨害を与えないことを十分に確認したのち、CQ呼び出しを行う。
②特定局の呼び出し
相手局の呼出符号を指定して呼び出す交信。周波数帯によっては呼出周波数(メインチャンネル)が定められており、応答を確認したのちに別の周波数(サブチャンネル)に移動する。
呼出周波数の無い周波数帯あるいは電波型式の場合は、あらかじめ周波数を決めておく必要がある。
QSO中はI社のIC-R6をモニターに使用しました。
アンテナにSRH805Sを使用することで受信音が割れることなく、送信時に電波が出ていることを確認できました。
久しぶりのQSOということもあり、ラグチューの様子を録音しました。
コメット製のアンテナCH-70Cをクリップで窓にセットし、I社のIC-R30で録音しました。
Sさん宅と私の家との距離は約2.5km。この状態でも問題ない音で録音できていました。
※ラグチュー(Wikipediaより):
いわゆる雑談。
他に交信を希望している局がいないか、あるいは他局に妨害を与えていないか注意を払う必要があるため、144MHz帯や430MHz帯では、送信の最初に「了解」などと言ってから一瞬だけ受信に切り替え、他局の割り込みがないかを確認する習慣がある。
そんなこんなでSさんとのラグチューはあっという間に1時間が経過。
先日アップした古野電気製のマイクも問題ないことを確認。こういうのは交信相手に確認してもらわないと中々分からないものです。
Sさんとは、普段よくお会いして飲んだり、LINEでやり取りしたりしているのですが、あえて無線を通してやり取りしてみると意外と楽しいものだなと再認識。
またやりたいものです。
~以下次号~