広帯域RFアンプ 受信用 | ピクルス卸問屋のブログ

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前回ご紹介した1500kHz HPFで東京マーチスが聴こえるようになったものの、電波が弱いため、アマ○ンで、受信用の「広帯域RFアンプ」を購入しました。

お値段は送料込みで1個1000円弱。習親分の国の製品と思われます。

果たしてどうなりますやら。

 

頼んだ翌日に到着。このような袋(導電性?)に入っていました。

 

ショップの書き込みにありましたが、真ん中のICはNXP社のBGA2869というRF増幅用ICだそう。

仕様は下記の通り。

 

品名:0.1-2000MHz RF 広帯域アンプ 30dB増幅器高利得モジュール
電源電圧:9V~12V
動作周波数:0.1-2000MHz
アンプゲイン:F=0.1MHzで32dB、F=500MHzでM31dB、F=1000MHzで29dB、        F=1500MHzで25dB、 F=2000MHzで20dB
システムインピーダンス:50Ω
 

裏側はこんな感じ。

 

VCCとGNDにスイッチと9V電池(006P)をはんだ付けし、アンテナと受信機の間に本機を接続。

 

まず、東京マーチス。(写真は撮るのを忘れたので以前掲載したもの)

ノイズや回り込み(かぶり?)が酷く、このままでは全く使い物にならず( ;∀;)。

予備(保険?)で購入したでもう一つでも状況は変わらず。

東京マーチスの電波を浮かび上がらせる計画は脆くも崩れました(笑)。

中波やHFでもNG…。

 

そこで、普段聞いているVHFの航空無線でテスト。

 

RFアンプ挿入前の東京コントロール120.5MHz基地局側の様子です。

ベランダにはモービルホイップを立てていますが、ベランダの向きが所沢と正反対のせいか、メータは「9」まで行くか行かないかの状態。

モービルホイップはコメット製SB3(144/430MHz デュアルバンド、ワイド受信:100~170MHz,350~470MHz)。

 

同じくRFアンプ挿入前の東京コントロール、移動局側の様子。飛行機の位置にもよると思いますが、メータは平均で「3~7」辺り。

 

RFアンプ挿入後の東京コントロール。基地局、移動局共にメータは「9」以上振り切れるようになりました。20dB以上のゲインはあると思って良いでしょう。

 

こちらはRFアンプ挿入前の横田基地ATIS128.4MHzの様子。

受信できた出来たり出来なかったり。メータは「0~5」辺りをウロウロしています。ノイズもかなり多いです。

 

RFアンプ挿入後の様子。メータが振り切れました。

この写真だけ見ると「すごい!」と思いますが、実際はノイズも一緒に増幅されているので、音質は良くないです。

 

低い周波数(中波やHF)については、何らかのノウハウがあれば行けると思うのですが、そのノウハウが無い…。

現状の使い方としては極端に小さな信号ではなく、ある程度聴こえている信号をブーストするイメージなのかなと思います。

 

今や航空無線・国際VHF受信機となったアルインコDR-635専用として、今後ケースに組み込んで使ってみたいと思います。

                                 ~以下次号~