1500kHzハイパスフィルター(HPF)の製作 | ピクルス卸問屋のブログ

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無線、エレキ、音楽関係など、日々の出来事を思いつくままに…。

ここのところ、エレキやらレコードやら音楽関係ネタが続いていましたが、久々に無線関係ネタです。

 

さて、私の愛器の一つであるアイコム製レシーバーのIC-R30。

1600kHz~2200kHz辺りでは810kHzのAFNや954kHzのTBSなど中波放送のかぶりが酷く、1663.5kHzの東京マーチスや1700kHz~2200kHz近辺の漁業無線は全く聴くことが出来なかったので、HPFを製作しました。

 

ということで、お約束の完成形から(笑)。

 

回路はネットからの借用(パクリとも言う)。

とは言え、なぜ各素子がそのような値になるのかはちゃんと調べて理解しました。

(パクった言い訳になっていない)

 

スイッチやコネクタはストック部品から。今回は加工に細心の注意を払って丁寧に作業…。

 

スイッチの穴の部分はやすりとコンパウンドで処理。

 

このタイプのBNCコネクタは加工が面倒ですが、ケースがプラスチックだったこともあり、使っているうちに緩まないメリットを考えて採用。

 

基板はいつものFCZトランジスタ基板。フィルターを作るために作られたようなパターン。

 

回路はチェビシェフ。

「中波 オバケ HPF 高調波」などで調べると色々と情報が出てきます。

 

スイッチやコネクタ、アース線を接続。基板は両面テープでケースに貼り付け。

 

完成~!いい感じです(自画自賛)。(本来は金属製のケースにすべきですが…)

スイッチはこの向きで左:HPF OFF(スルー)、右:HPF ON(1500kHz以下カット)となります。

というわけでテスト。

 

まずは810kHzのAFNから。HPF OFFの状態。

アンテナは303WA-2直結で、メータは振り切れています。しかも入力オーバーで音は歪んでいるので、普通に聴くならATT ONでないとNG。

 

HPF ONの状態。スケルチレベルは「1」。

何も聴こえなくなりました\(^o^)/

スケルチをAUTOにすると少し入ります。

 

続いて954kHzのTBS。HPF OFFの状態。

こちらもアンテナは303WA-2直結で、メータは振り切れており、入力オーバーで音は歪んでいます。普通に聴くならこちらもATT ONでないとNG。

 

HPF ONの状態。スケルチレベルは「1」。AFN同様、何も聴こえなくなりました\(^o^)/

こちらもスケルチをAUTOにすると少し入ります。

 

HPF ONの状態で、1663.5kHz(USB)の東京マーチスを受信している様子。

HPF OFFではかぶりだけでメータが振り切れてましたが、HPFの効果が出ています。

メータはあまり振れてませんが、音声はちゃんと聴こえました。

同じ時間と周波数で放送している「名古屋ハーバーレーダー」も混信して聴こえたのにはビックリ。

 

以上、久々の無線関係ネタでした。

今回はケースの加工も失敗することなく大満足。

東京マーチスなんてマニアックなキーワードも出てきましたが、相変わらずオタクの世界(笑)。

何だかな~(;^_^A

                           ~以下次号~