短波放送受信用アンテナ製作 | ピクルス卸問屋のブログ

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「短波放送受信用のいいアンテナは無いかな…」とネットで情報を検索していると、「Gawantアンテナ」なるものを発見。

市販されているものもあるようですが、自作に関する記事が沢山あり、早速自作してみました。

 

使用した部品は下記の通り。

 

1.単連ポリバリコン:270pF

2.2UEW/ポリウレタン銅線:0.6mm

3.トロイダルコア:T-50-2

4.ケース:タカチ製(型名不明)

5.BNCコネクタ:BNC-P丸座、BNC-J丸座

6.ロッドアンテナ:BNCコネクタ付き

 

上記全てを新規に購入する場合、1,500円~2,000円といったところでしょうか。

 

回路はいたって簡単で、トロイダルコアで作ったコイルとポリバリコンで構成されたLC同調回路を作るだけです。

回路図は画像検索で沢山出てきますのでここでは割愛します。


単連ポリバリコンの容量はC=270pF、希望するインダクタンスをL=5uHとすると、LC共振回路の公式、

より、4.5MHz~18MHz辺りをカバーする計算となりました。

 

使用したトロイダルコアはT-50-2。これは100ターンあたりのインダクタンスが50uH、希望するインダクタンスがL=5uHより、アンテナ側の巻き数はN=31回、受信機側の巻き数はネットの自作記事で多かったN=4回を採用。

 

ケースは裏ブタをハメるだけのシンプルな構造ですが、意外としっかりしています。

BNCコネクタやバリコン取付用の穴を開ける必要がありますが、プラスチックなので加工も簡単でした。

はんだ付けも含めて、30分~1時間ぐらいあれば出来ると思います。

 

完成した様子。

部品箱に転がっていた2m用?のアンテナと、アイコムのIC-R6のセットで使います。

 

ラジオNikkeiを受信している様子。間違いなく効果が出ています。

(※実際の周波数は6.115MHzです。撮影するときにずれた?)

 

ワイヤー(5mぐらいの被覆銅線)を接続した様子。こちらもラジオNikkeiです。

 

ノイズの影響を受けやすい印象があるので、屋外での使用に適していると思います。

近々旅先で使ってみようと思います。

 

しかし今はネットで色々な情報を入手できて本当に便利です。

今回の自作を始めとし、最近はトロイダルコアを使った記事に興味があり、LC共振回路(同調回路)の面白さを再認識しています。

~以上~