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Chinalobby's Notes

Business Development & Policy recommendations for Smart Energy, -Water, -Agri, Healthcare+AI and Insurtech in China

疾病には、先天的な遺伝子を起因とするものから、生活環境にいたるまで、多くの要素があるとされているが、私たちの身近に存在する要因と医療費増加の関係性を、下記のように考えてみたい。(順不同)

1.増大する社会ストレス
2.環境汚染、農産物の汚染
3.食品、農産物の栄養価の低下
4.栄養バランスの悪化
5.生活習慣など

2と3については、土壌の浄化と農業技術で解決可能だが、実は今だ本格的に対処されていない。
多くの農産物は新鮮であっても酸化が早くカラダに悪い影響を与える。ポリフェノールやカロテノイドの質と量の問題である。言い換えると日持ちの問題と言うことだ。もちろん栄養素の質にも問題があることは言うまでもない。野菜工場の野菜は、土壌環境が作り出す栄養素を与えれば問題ないはづであるが、現実にはそこまで実施されておらず栄養欠損の問題が残る。無菌状態イコール安全性の確保ということではないのだ。早急な液体肥料の成分変更での解決が望まれる。

次は、投薬に対する考え方について

1.糖尿病、高血圧、人工透析など、エンドレスで安易な投薬が医療費の増大を招く。
人工透析患者は30万人を超え、医療費の5%を占め、減少することはない。
2.薬に頼りすぎる。薬は抑制するもので治すものではない。栄養、体力、治癒力が必要となる。
3.医療機関、医師の栄養知識不足
4.栄養不足やバランス悪化が原因の場合でも安易に薬を与える

最後は制度的な問題になるはずだ。

1.栄養バランスチェックを医療現場に導入すべき
2.機能性素材の利用を促進すべき。
機能性素材には糖尿病など治癒可能なものがあるが、認めておらず、治験に対しても理解がない。
3.医師や栄養管理士に対する栄養教育の充実が必要
4.米国DSHEA法のような機能性食品に関する法制度整備が必要
5.血液検査データに問題がなくても症状を持つ人が多い。
これは検査データ解析そのものに問題があるとされており、改訂が必要

アトピー、喘息、肌荒れは勿論、動脈硬化、糖尿病、冷え症など代謝に関わる多くの症状の原因の半分は、環境や食料汚染、栄養素の欠損にあると言われる。躁鬱、視力、白髪も同様のデータがあり、薬一辺倒でなく栄養学の知識を本格的に導入すべき時期に来ている。
既に、機能性素材が多くの効果をあげているケースがあり、業界はもとより国民からも米国などのような制度改革が期待されている。
日本の国民は、将来の食に対する危機感をどれくらい真剣に考えているのだろうか?日本は特に、戦争に参加することはなく、世界をどう変えようとか考えることもなく、日本の国がどうなるのか、今後も幸せに生きていけるのだろうか?程度のことしか考えていないひとが多いのではないのだろうか?

少なくとも、年明け早々の新年会もその前の忘年会も、日本の経済、雇用、ビジネスの話は出るのであるが、今ひとつ世界観がなく、環境意識もないし、資源に関する危機意識も大きく欠けると思った。確かに日本国内だけを見れば、水はあるし、食料なんぞ捨てるほどどこにでも転がっている。お金さえ出せばいつでもどこでも何でも手に入る。
しかしである。まず、世界の人口は戦後どれくらい増加してきたのか、頭に入っているのだろうか?

今現時点の世界人口は、68億5974万人なのであるが、ちょうど60年前(1950年)の人口は25億1900万人であった。そして、2050年には93億人を軽く超えるのである。何と恐ろしい増加率なのだろうと驚く。これに対して、砂漠化、土壌の汚染、酸性雨、塩害、道路の拡張、工業用地への移行、その他諸々あるが、少なくとも世界の農産地は減っていく。おまけに地下水の枯渇も深刻な状況となってきた。海水の淡水化は有望であるが、非常にコストがかかる。その上に飲料水が確保できるかどうかの保証もない。少なくとも現在よりも環境は悪くなる。今でさえ、10億人以上が満足に食事ができずに、飲料水も充分に確保できていないのである。
既に、経済成長による環境汚染は自然が修復できる許容量を超えてしまった。石油や天然の水資源も、あと何十年もつのであろうか?40年後の農産地はどれくらい残っているのだろうか?温暖化はさらに進み、桜の花は見ることができるのだろうか?少なくとも光合成は34度で停止するので、暖かい地方での農産物収穫は見込まれない。人は食料を求めて北へ移住するのだ。これは決して非現実的なことではない。

年代的に言うと、40年後に子育てをする世代に相当な負荷がかかると思われる。今の中高生の子供の世代であろうか。我々は決して負の遺産を残してはならないのである。そのためにも世界を見て、危機感を持ち、動かぬ政治を動かし、環境を維持する技術の開発と、産業化を進める努力が必要だ。
まず、微生物、動植物、私たち人類を含めた地球上の生物は、生活環境や食物連鎖などにおいて非常に優れた自然の循環やシステムやメカニズムに支配されている事を理解する
必要がある。全ての生物は、それぞれが必要とする物質、素材を利用し、遺伝子の情報を元に代謝を行うことによりエネルギー生産をしているのだが、


生命活動にはそれぞれが必要とする環境が必要であり、その環境や循環する全ての物質に関してはそれぞれの生物が担っていることになる。
その環境の要素のひとつに、気温、気候があり、全ての生物はそれぞれ適応できる環境がおのずから決まっている。例えば、植物の代謝つまり光合成は34度を超えると効率が低下し、我々もある気温を超えると生活に支障をきたすようになる。
気温が上昇すると、氷河や南極の氷などの地上の氷が溶けて海に流れ出し海面が上昇するが、これは、人の居住場所や食料生産のための農産地や家畜の生育にも影響を与えることとなる。さらに温暖化は、集中豪雨、降水量の減少、干ばつなど、異常気象を引き起こす要因にもなり、特に水資源への影響は深刻な問題となる。
温暖化や過剰取水による水不足は食料生産に大きな打撃を与える。既に熱帯地方の穀物の生産量は減少しており、日本でも北日本では増産になるものの九州などでは高温障害のためコメの生産に影響が出ていることを認識すべきであろう。
このように既に、様々な要因が重なりあい、影響を与え、私たち人間の健康にも影響を及ぼしている。今後さらなる温暖化が進めば、熱中症などの被害が出ることは簡単に想像できるであろう。現在の温帯地域でのマラリアの発生も否定することはできない。こうなると、ただでさえ高騰している医療費や環境保全コストは増え、一層社会コストを圧迫することになる。減少する農産物や温暖化による生産効率の低下と共に食料経済への影響も懸念される。以上が、温暖化による生態系と食料事情を中心にした問題点となる。