永遠のヒーロー・志村けん | Ternod Official blog

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哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

すでにネットでは騒然としていますが、ザ・ドリフターズの志村けんさんが、新型コロナウィルスによる肺炎で3月29日夜、亡くなりました。享年70歳でした。

 

ご冥福をお祈りします。
まだ信じられません。
いつものコントのように、棺桶から出てきてギャグをかまして欲しいです。

 

コメディアンの志村けんさん死去 新型コロナ感染で肺炎発症2020年3月30日 16時06分

 

志村けんは、子供の頃のヒーローでした。

ウルトラマンや仮面ライダーと並ぶヒーローです。

たとえば、「『東村山音頭』を歌わせろ」などと、ドリフのリーダー・いかりや長介に迫る態度や、コントでもいかりや長介に刃向う姿であり、それは親・教師・権力といったものに対する抵抗の姿をダブらせていました。

 

また、このようなブログがありますので、紹介します。

 

 

志村けん 〜日本にファンク・ウィルスをばら撒いた男〜04/03/2018

 

 

前に同じような記事を見たことがありますが、納得です。
「東村山いっちょめ、いっちょめ、わーお!」など、モロにジェームズ・ブラウンばりのファンクの影響ですから。

他にもヒゲダンスの原曲がソウルシンガー、テディ・ペンダーグラス「Do Me」など、読み応えがあります。

 

ドリフターズは、米兵クラブで演奏していたコミック・ジャズバンドで、しかも興行収入で食べていた職業ミュージシャンですが、ソウル/ファンクのノリを持ち込んだ志村けんは、異端的な存在だったといえるのでしょう。