昨年暮れの「阪神間モダニズムをめぐって」シリーズを1年ぶりに再開します。
今回は、宝塚市の旧松本邸です。
ふだんは非公開で毎年公開日に内部を公開しているとのことです。
このたび、旧松本邸および公開日をはじめて知り、行って来ました。
外観です。
1937年、神戸を拠点に貿易業を行い、土井商店(土井株式会社)を設立した土井内蔵邸としてアメリカ帰りの建築家・川崎忍により完成。戦後に土井株式会社の社長に就任した松本安弘邸となり、松本氏の逝去後、宝塚市に寄贈された洋風建築です。
JR宝塚駅より北側(三田・福知山方面)に徒歩8分ほどの場所にあります。
地図などが公表されておらず、JR宝塚駅に案内人が地図を配布していたのと、旧松本邸への道沿いに案内の貼り紙が出ているだけでした。
2階にのぼる階段です。
書斎です。
2階の部屋は、資材が立てかけてあったり、場違いなデザインの本棚が置かれていたりして、あまり整備はよくありません。
窓枠も古びたままです。
ワインセラーです。
ワインセラーの内部です。
涼しそうですが、現代の真夏の猛暑に耐えられるのかは分かりません。
こちらは第二次大戦中に防空壕として建てられた建物とされています。
一般的には防空壕は地下に掘るものですが、旧松本邸では地上にコンクリート製の防空壕を建てています。
米軍が投下した焼夷弾にはコンクリートが安全との考え方があったようです。
防空壕の内部です。
大人が立てるくらいの高さがあります。
また宝塚の阪神間モダニズムを代表する建築といえば、宝塚文化創造館(旧宝塚音楽学校)や宝塚ホテルがあります。
昨年取り上げていますので、あわせてご覧ください。






