今日は、11月30日に開催する講座
「不登校生徒の進路選定と学び方」
のご案内を兼ねた内容です。
不登校の子どもたちにとって、
「なぜ『学び』が立ち上がるきっかけになるのか」
について書いてみます。
= 不登校の児童生徒と「学び」=
私が主宰する「寺子屋ありがとう」では、主に学習支援を行っています。
多くの不登校の子どもたちと関わる中で、ずっと感じてきたことがあります。
立ち上がるきっかけとして、学びはとても有効だということです。
私が考える「学びの効用」は、次の三つです。
1. やることが無かった一日に、やりたいことが生まれる
2. 進学・進級など、今後に希望を持てる
3. 無心と没頭の時間を過ごせる
最初は、あくまで私の経験上の考えでしかありませんでした。
後に、さまざまな理論や研究が、これらを裏づけていることを知ります。
前回こちらにまとめました。
100報以上ありました。
今日は、その中からいくつかを取り上げてみます。
=何もしないと、不安はふくらみ続ける=
反芻思考と行動活性化
不登校の生徒から、こんな言葉を聞くことがありました。
「頭の中では将来の不安がぐるぐる回っている」
「なんとかしようと思うのに、身体が動かない」
「動かないと、よけい不安が大きくなる」
過去のこと、不安な未来を何度も頭の中で再生してしまう状態を
「反芻思考(はんすうしこう)」といいます。
この状態が続くと、気分が落ち込みやすいことが分かっています。
不安は多いくなり続けるでしょう。
「行動活性化」という考えがあります。
なんらかの行動をすることで、やる気が出ることです。
「やる気が出ないから動けないのではない。
動かないから、いつまでもやる気が出てこない。
という考え方です。
だから、気分が乗らない時は、着手しやすい何かを始めてみることが有効。
寺子屋ありがとうでは、入会間もない子や、やる気が出ない子には
いきなり教科書ではなく、着手しやすい“思考系パズル”などからスタートすることが多いです。
「なんとなくやってみたら、ちょっと面白かった」
そこから少しずつ、不安一色だった頭の中に、小さな「やること」が生まれてきます。
不安を認識して、何もしていない時、人は不安になるものです。
これは、先ほどの効用①
「やることが無かった一日に、やりたいことが生まれる」
を支える土台になっています。
※11/30の講座当日、ご希望の方には「プリントパズル」をお配りする予定です。
=これなら、できるかもしれない=
期待-価値理論
やる気は「精神論」ではなく、ある程度「計算」できる、という考えがあります。
それが「期待-価値理論」です。
このような式で表されます。
やる気 = 期待(できそう) × 価値(やる理由)
やる気は、期待と価値の積で決まる。
* 「どうせ無理だ」と思っていたら → 期待がゼロ
* 「やる意味が分からない」と感じていたら → 価値がゼロ
どちらか一方がゼロになってしまうと、やる気もゼロになります。
だからこそ、生徒たちには、
「これなら、やれそう」
と思えるくらいの難易度を、一人ひとりに合わせて提示し取り組んでもらいます。
また、なぜ学ぶのかを、定期的に考える時間を設けています。
こうした工夫が、効用②
「進学・進級など、今後に希望を持てる」
に繋がります。
=無心と没頭の時間=
フロー理論と脳の可塑性
私が教室で一番大切にしているのは、
生徒たちに「無心で没頭できる時間」を過ごしてもらうことです。
「フロー理論」という考え方があります。
* 目標がはっきりしている
* 難しすぎず、簡単すぎない
* 「できた/もう少し」といったフィードバックがすぐにある
この条件がそろうと、人は高い集中状態(フロー)に入る。
また、同時に深い満足感や幸福感を得やすいとされています。
さらに、脳には「神経可塑性(しんけいかそせい)」があります。
使われた神経の回路が強くなり、習慣化されていく性質のことです。
つまり、集中する時間をくり返すほど、「集中しやすい脳の回路」が育っていく
ということです。
そして、人が一番集中力を発揮しやすいのは
「楽しんでいる時」
勉強でも、仕事でも、スポーツでも、
「楽しんでいる人には敵わないな」と、私はいつも感じます。
だからこそ、
無心と没頭の時間をつくるためには、
「楽しい」と感じられる学び方を提示すること。
これが効用③
無心と没頭の時間に繋がります。
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「不登校生徒の進路選定と学び方」
講座のご案内
ここまでご紹介したような理論と背景。
そして、それをもとに寺子屋ありがとうで実践している「学び方」についてお届けします。
▼講座タイトル
「不登校生徒の進路選定と学び方」
▼日時
2025年11月30日(日)
13:00〜14:30 講座
14:30〜16:00 個別相談会
▼会場
新潟市総合福祉会館 501会議室
(〒950-0909 新潟県新潟市中央区八千代1−3−1)
▼対象
不登校・登校しぶりのお子さんの保護者の方はもちろん、
・支援者
・学校関係者
・生徒さんご本人
・同業の方
など、どなたでもご参加いただけます。
▼内容(予定)
・なぜ「学び」が不登校に有効なのか
・今年度の受験にも間に合う、ご家庭でできる学習法
・全日制/通信制など、進路の整理のポイント
・ゲーム・スマホとの付き合い方と、時間設計のコツ
※個別相談会では、お一人おひとりのお話をうかがいながら、
具体的な学び方・進路の選び方を一緒に考えます。
私と、不登校学習支援連盟加盟教室の代表が担当します。
▼参加費
無料
▼講師
岸本 達也
(不登校学習支援連盟 会員/「寺子屋ありがとう」主宰)
▼お申込み・お問い合わせ
025-369-5286
080-3344-0358(事務局:岸本)
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「うちの子、この先どうなるんだろう…」
そんな不安を抱えられた保護者様方に、少しでも安心していただけたらと考えています。
また、不登校児童生徒とありますが、全ての方の学びに通ずる内容です。
どなたでもご参加いただけます。
どうぞお気軽にお問合せください。
講座内容
「不登校児童生徒の進路選定と学び方」
〜諦めさせられないでくださいね〜
日時:11月30日(日)
講座:13:00–14:30
個別相談:14:30–16:00
(主催団体講師担当)
会場:新潟市総合福祉会館
(新潟市中央区八千代1-3-1)
会費:無料
主催:『不登校学習支援連盟』
お申し込み:
電話:025-369-5286(不登校学習支援連盟事務局)
080-3344-0358(岸本)
お申し込みフォーム:https://qr.paps.jp/T6LhF
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以下、私の講演・講座のご案内です。

11月25日(火)
stand.FMラジオ
『不登校生徒の進路選定と学び方』
11/25(火)21:00〜21:45
『こもりびとの部屋』
https://qr.paps.jp/9YTK
12月3日(水)
聴き方教室 江南区
『言語分析哲学』 「赦し」
10:00-12:00 横越地区公民館
https://qr.paps.jp/gvpKd
会費:1300円
12月17日(水)
聴き方教室 online
「まとめ」 最終回
20:00-21:30
詳細はこちらです
https://qr.paps.jp/ihRsK
12月27日 (土)
聴き方教室in温もりハウス
言語分析哲学『赦し』
10:00-12:00 温もりハウス
https://is.gd/eAAf0K
会費:500円
(女神様のケーキセット付き)
駐車:柳都大橋横下万代島駐車場B1
会場に一番近くて安価です
各会参加ご希望の方はお問合せフォームからご連絡ください。
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『聴き方教室』参加のお母様方の言葉をまとめました。
参加希望、詳細についてのご質問はこちらから。
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私著





=令和7年 講演・講座の予定 =





=令和7年 講演・講座の予定 =
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