信楽在住の杉本貞光先生の伊賀焼の花入で、“相変わらず”の、“性懲りもなく”のネットオークションです。
『信楽 花入』で出品されていましたが、重要文化財の『伊賀花入 銘:からたち』を写したもので、先生の昭和55年開催の個展図録に同じ形のものが『からたち形花入』として数点掲載されています。
実は今年の2月にもこの形を入手し、同11日のブログで書いています。
その器の写真です。
今回のはそれより伊賀特有のビードロが豊かで多彩だと思います。
このビードロは珍しいのでは?
『からたち』の名前の元になった欠片が焼成の段階で割れたのでしょうか。
こんなハプニングも面白い。
素晴らしい器は見飽きることがありません。
置いてある部屋の横を通るたびに見に行きます。
そしてそのたびに嘆息します。
入ってきた箱は器に合わせた大きさですが先生のものではなく、何も書かれていません。
きちんとした形にして将来に残したいと思っているのですが。