前回後回しにした森野旧薬園(奈良県宇陀市)の花たちを見てください。
5月5日記事で掲載したトチバニンジンの蕾と実の写真です。
今回はその花が見たくての訪問です。
心配したとおり少し遅く、花がわずかに残り、実ができ始めていました。
花は予想外に小さいものでした。
いつものようにこの園を管理されている方にいろいろ教えていただきました。
高価なチョウセンニンジンの仲間だとお聞きして、この園の創始者がチョウセンニンジンを描かれた絵の実がトチバニンジンに似ていることに思い至りました。
根茎が竹の節に似ているからチクセツ(竹節)ニンジンと呼ばれることも教えていただきました。
チョウセンニンジンと同じく貴重な薬草であることも。
園で特に大切にされているトウキ。
交雑を避けるために覆っているネットを開けて見せてくださいました。
この変わった葉っぱが気になって尋ねました。
スマホ写真を見せたら「現物のとこへ行きましょう」と、90歳を越えているとはとても思えない軽い足取りで傾斜地を!
ハンゲの大判でオオハンゲとのこと。
ハンゲは前から別名の“カラスビシャク”で知っている花で、先に少し離れた所で写していましたが、葉っぱからは全く結び付かなかったです。
直ぐ近くにサルトリイバラが。
園にはこれも大好きなアオツヅラフジも植えられています。
これらの実の熟する秋が楽しみです。
(2回に分けます)