『認知症ケアの倫理』第10回読書会レポート⑤ | 寺田真理子オフィシャルブログ

『認知症ケアの倫理』第10回読書会レポート⑤

2022年7月14日(木)に『パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理』の第10回読書会を開催させていただきました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。以下にレポートをお届けいたします。

 

第10回読書会レポート①はこちらをご覧ください。

第10回読書会レポート②はこちらをご覧ください。

第10回読書会レポート③はこちらをご覧ください。

第10回読書会レポート④はこちらをご覧ください。

 

 

「障害がある人が『普通の企業で働くとはどういうことか』を体験するために実習で来ている。会社には8年前からの本が整理できないまま大量にあるので、それを整理してもらっているが、社員がやるよりずっときちんとできている。『あの人は障害があるように見えない』『普通ならお金を払うような仕事』という言葉が社員の口から出てきたが、障害があるからできないと思っていたということだろうか。それは色眼鏡で見てしまっているのではないか。ケイト・スワファーさんや藤田和子さんなど、『認知症に見えない』などとよく言われるが、それも『認知症の人はこんなふうだ』という色眼鏡があるからだろう」

 

 

 

 

「カサンドラ症候群という、パートナーがアスペルガー症候群の場合に陥りやすい症候群があって、専門のカウンセラーまでいる。コミュニケーションの取り方などを学ぶらしいが、本人が困っていないならいいのではないかと思ってしまう。会話が続かないから強制的に続けるようにするのはなんだか違うと思う」

 

「アスペルガー症候群のある夫が、自分は会話が苦手なので妻にはホストクラブに行って会話を楽しんでもらっているという話を読んだことがある。一般的な夫婦のあり方とは違うかもしれないが、苦手な部分をアウトソースするという考え方で本人たちが納得しているのだから、矯正しようとするよりは、このほうがむしろ自然なのではないか」

 

 
 
 
 
 

 

 

【認知症の介護のために知っておきたい大切なこと~パーソンセンタードケア講座~】

開催日:7月22日(金)20:00~21:30

会場:オンライン

参加費:2,200円(税込)

主催:全国コミュニティライフサポートセンター

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Peatixからもお申し込みいただけます。