第10回読書会レポート④ | 寺田真理子オフィシャルブログ

第10回読書会レポート④

『リーダーのためのパーソンセンタードケア』第10回読書会のレポートのつづきです。

第10回読書会レポート①はこちらからどうぞ。

第10回読書会レポート②はこちらからどうぞ。

第10回読書会レポート③はこちらからどうぞ。

 

 

71ページの「グループ支援を提供する」では、たとえばオンラインでもチーム内で必ず朝のミーティングをするなど、何らかの仕組みを持っていることが話題になりました。

 

人は相手によって引き出されるものが違うので、自分の中のよいものを引き出してくれる相手もいれば、意地悪な部分を引き出してしまう相手もいます。私は「合わない人とは会わない」ことを大切にしているのですが、それは仕事柄、ある程度環境を選べるからできることなのでしょう。チームでやっていかなければいけない場合には、その力学にうまく対応していくことが必要になります。

 

他の人のよくない点を指摘する人が職場にいて、そのせいで煙たがられてしまうという話がありました。誰かが指摘しなければいけないのだけれど、その人ばかりがいつも指摘すると、指摘する係のようになってしまいます。全員がその役割を担えるように、リーダー的な配慮が各人に求められます。

 

73ページの中央に出てくる事例のように、前向きな行為は影響を及ぼすのですが、その影響に気づかずに見逃してしまいがちです。だから、きちんと見つけてフィードバックしていくこと。前向きな行為をした本人がその結果を知らずにいることも多いので、ちゃんと伝えてあげることも大切です。

 

今回は75ページまで読んでいきました。次回は76ページの第4章「学びの文化を創造しよう」から読んでいきます。