第8回読書会レポート⑥ | 寺田真理子オフィシャルブログ

第8回読書会レポート⑥

第8回読書会レポート①

第8回読書会レポート②

第8回読書会レポート③

第8回読書会レポート④

第8回読書会レポート⑤

のつづきです。

 

 

 

また、『私は私のままで生きることにした』から、この箇所を紹介させていただきました。

 

 

 

“でも、私のつらさと他人のつらさは同じ大きさではない。

世の中には人と会うのが苦手な人もいれば、

かけっこが苦手な人もいるように、

同じ問題でも体感する難易度は違う。

 

何かがつらい場合、

それは自分が間違っていたり、

大げさな人間だったり、

能力がないからではなく、

自分はそういう人間だというだけの話。

既製品の靴が足に合わなくて痛いのは、

足が悪いからではないというのと同じこと。“

 

自分に合わない環境に自分を置いてしまったために、自信が持てずにいる方も多いのではと思います。本書は若者向けの手軽な自己啓発本なのかと思ったら、疲れた中高年にも(笑)響くような内容の本でした。

 

60ページの「個人の資質を活かす」に関連して、『私はこの仕事が好き!』の中から、障害のある方に投資を教えているBさんのお話を紹介させていただきました。Bさんは大病をされたこともあり、40代になる頃から体力的に丸一日お仕事をすることが難しくなったため、投資で収入を得るようになりました。そこで「障害のある方に投資を教える仕事をしては?」とアドバイスを受けたものの、自分よりもっと稼いでいる投資家がいるからと躊躇していたそうです。けれどBさんご自身に障害や大病の経験があるので、その立場から投資を教えられることに差別化要因があるわけですよね。一見マイナスになりそうな経験が、強みや実績になっているのです。